どーもー！
大阪で髪や頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
年齢と共に少しずつ、
髪の癖が強くなってきたり、短い毛が増えてきて、パサパサ、ボワボワに見えたり、ヘアカラーもするので髪の毛のダメージも出てきて、
湿度の高い日なんて、髪が広がって大変！なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか？
『縮毛矯正』をしたら楽になるけど、やってみた結果ピンピン・ぺたんこになった経験があり、
縮毛矯正はあまりしたくないって方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな方に昔とは違い縮毛矯正も進化してきている事をご紹介したいと思います。
〔もくじ〕
年齢と共に変わる髪質、その原因は？
先天的に、くせ毛がある方がほとんどですが、
年齢と共に髪質は変化していきます。
「子供の頃は直毛だったのにいつの間にかくせ毛になっていた・・・」なんて方も多いのではないでしょうか？
髪の毛も身体の成長やホルモンバランスの変化(女性では思春期妊娠出産閉経など)に合わせて変化したり、
肌と同様に20代をピークに少しずつ細くなったり少なくなっていってしまいます。
もちろん昔からあまり変わらないという方もいらっしゃいますが、
髪の毛の生えてきて抜けるまでのサイクルは4〜6年と言われていますので、6年ほど経てば全ての髪が新しい毛に入れ替わっている事になります。
新しく髪が生えてくる時に、その時の身体のバランスに合わせた髪の毛が生えてくる事になりますので、その時に少しずつ髪の毛も変化していきます。
パサつき広がる髪を酸性矯正でナチュラルなストレートヘアに
今回ご来店いただいたお客様さまは、
もう何年も縮毛矯正をされていなかったそうなのですが、
最近特にくせ毛の広がりとパサつきが気になって、まとまらなくなってきた為にご相談に来てくださいました。
まずは Before
確かにパサつきかなり広がっているのがわかります。
見た目にはかなり傷んでいそうですが、実際には凄いダメージがあるというより、
くせ毛とエイジングによるチリつきと短い毛が増えてきていることに原因がある感じです。
以前に縮毛矯正をしていた経験もあったそうですが、
膨らみのわりに髪の毛は細く毛量も多くないので、
縮毛矯正でストレートにすると、すごいペタンコ、毛先はピンピンになってしまった経験があり、あまり縮毛矯正はしたくない気持ちが大きかったそうです。
しかし、やはりくせ毛を伸ばし落ち着かせるには『縮毛矯正』が1番です。
今は昔と違って、ピンピンぺたんこの髪型にならない様に、薬剤も技術も進化してきています。
そんな説明をさせていただき、自然なストレートヘアになる事を約束しまして、
今回10年ぶり？くらいの縮毛矯正をさせていただく事になりました！
- 毛量 細め
- やや少なめ
- 広がる癖とチリつく癖あり
- ダメージは中レベル
施術工程
お客様の細めの髪質と、エイジング毛の増加によるチリつき。ヘアカラーによるダメージなどを考慮しまして、
あまりアルカリ性が強いと、ピンピンでぺたんとしたストレートになりやすいので、
今回は酸性の薬剤で髪の毛を軟化させないで、
髪の毛へのダメージを抑えつつ、安全にかつくせ毛を伸ばしながらナチュラルで柔らかい仕上がりになるように縮毛矯正の薬剤を調合していきます。
酸性の薬剤のために、浸透は穏やかなので、
じっくり時間をおいて、
“煮物”を作る時の様に、髪の毛のカタチを出来るだけ壊さない様に、また強い火力で焦げ目などを付けない様に、弱火でコトコト髪の毛の芯までじっくりとお薬を効かせていきます。
時間を置いた後は、
シャンプー台で、
髪の毛の内部に栄養補給と、外側に熱から守るためのトリートメントを塗布しておきます。
その後、ドライヤーで軽くブローして、
ストレートアイロンで髪の毛の水分を抜きながら、
髪の毛の潤いを飛ばしすぎない様に熱を加えてくせ毛を伸ばしていきます。
その後は、2剤でしっかりと固定して、完成です♪
仕上がり After
おおー！ あれだけ広がっていた髪がナチュラルなストレートヘアになったー！（≧∇≦）
ピンピンしたり、ぺたんこになり過ぎたりしないで、自然なボリューム感を残した仕上がりになっています。
毛先も手で乾かすだけで、曲がる様な柔らかさがありつつ、
チリつき、ピンピン跳ねていた短い毛先も綺麗におさまりツヤツヤの仕上がりになりました！
お客様からも、
「私が知っている縮毛矯正とは全然違いました！」
「明日からとても楽になりそうです。ありがとうございます」
と驚きと喜びの言葉をいただきました！
縮毛矯正をするとぺたんこピンピンになってしまうも思っていた方はぜひご相談くださいね。
さてお次は、
お家で白髪染めをされている事で髪が傷んでしまっている方への酸性矯正の実例です。
ホームカラーとエイジングによるダメージ毛に酸性矯正
最近はドラッグストアなどでもたくさんの種類のヘアカラーが置いてあります。
市販のヘアカラーは、素人が使いやすくする為に、プロ用のヘアカラーと比べて、
染まりやすくするために薬剤のパワーを強くされているものが多いのですが。
ここを語ると長くなるので今回はこれくらいにw
しかし、1番の問題は、ヘアカラーの成分的なものより、
素人さんが”自分で自分の髪を塗る”という難しさか出てくる、
塗布のムラなどによるダメージのムラができやすいという問題があります。
今回のお客様は、強めの癖と、エイジングによる髪の毛のパサつき、
そしてセルフカラーの繰り返しによる髪の毛のダメージがあるお客様です。
まずはBefore
くせが出てちょうどハチ上にボリュームが固まり、
頭のシルエットが四角っぽくなってしまっています。
さらに、くせ毛に加えて、
ホームカラーの繰り返しと、
エイジング毛による髪の損傷が見られるため、
『縮毛矯正』における薬剤選定やアイロンワークなどには、
細心の注意を払いながら行っていきたいと思います。
という事は、
ダメージムラや傷んだ髪の毛にも安心して行える『酸性矯正』の出番です。
それでは、
酸性矯正スタート！
まずは、くせ毛の強さとダメージ具合に合わせた1剤を塗布していきます。
癖を取る力はいるけども、これ以上あまり髪の毛を軟らかく、ダメージさせたくないため、
髪の毛を膨潤させない酸性で薬剤を調合していきます。
ペタペタ
ペタペタ
毛先には必要以上に薬剤を付けてダメージを進行させたくないので、
時間差で”さらに優しく調合した薬剤”を塗布していきます。
以前に矯正していますので、くせ毛を伸ばすほどのパワーは必要ありません。
ざらつきを感じる髪の毛の表面を整えるイメージで、トリートメントベースの薬剤を馴染ませておきます。
少し時間を置いてから〜
一度、薬剤をしっかり流して、
その状態で毛髪内部を補強し、穴埋めをしてくれるトリートメントなどを塗布し、
アイロン前に髪の強度を上げておきます。
その後、ドライヤーでブローして、
ストレートアイロンで熱を加えていきます。
しっかり熱を入れながらトリートメント効果を高めつつ、癖を伸ばしていきます。
まる〜く
優し〜く
全体のアイロンが終われば、
固定の2剤を塗布して、
流して〜
余計な残留物を髪の毛に残らないように処理して、
仕上げにトリートメントを馴染ませ、ハンドブローでばーっと乾かしたら、、
はい！丸みのある矯正の完成です♪
おおー！癖が綺麗に伸びて髪に自然な丸みが出ましたー！(≧∀≦)
四角だった頭のシルエットがいい感じになりましたね。
内側の強い癖もちゃんと伸びてナチュラルな仕上がりです。
(早くカラーをしたいですがw)
これで明日からのお手入れも楽になると思います。
あとは出来る限りお家でも髪の毛を傷ませないように、ヘアケアも頑張ってみてくださいね。
ナチュラルな酸性矯正 まとめ
僕自身も酸性で縮毛矯正が出来るようになり、
今回のお客様の様な、
- エイジングによる細く傷みやすそうな髪質だったり、
- ダメージムラがたくさんあったり、
- すごい傷んでいる髪の毛でも、
安心して施術出来る様になりました。
くせ毛が気になる方、ぺたんこになりたくない方、髪の毛のダメージで諦めていた方、
これまでの縮毛矯正に良いイメージのない方もぜひご相談くださいね！
ではでは。
あっくん★
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