どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
くせ毛でお悩みの方はとても多いと思います。
毎日、毛先がハネたり、前髪がうねったり、頭が爆発したり、、
もちろんちゃんとブローしたり、ヘアアイロンを使うと綺麗に伸びたりするけど、
時間がなかったり、うまくできなかったり、やり過ぎて髪が傷んでしまったり・・・
そうなると、縮毛矯正をかけてストレートヘアにしたらいいと言われるけども、
・全部まっすぐにしたいわけじゃない
・ボリュームは気になるけどストレートにしたいわけじゃない
・縮毛矯正すると伸びてきた根元が気になる
なんてお悩みをもっている方も多いのではないかと思います。
今回は、そんなそれぞれのくせ毛のお悩みに対する解決策をいくつかご紹介していきたいと思います。
最初のお客様は、この春から新しい部署で心機一転のHさんです!
今回はカットと縮毛矯正でご相談ということだったのですが、
Hさんの髪のお悩みは、
- 髪の毛が細めで量も少なめなのでペタンとしやすいところ
- クセはあるので湿度の高い日などはハネてまとまらかったり変に膨らんでしまったりする
が、特に気になるところです。
今までは1番クセが強くて気になりやすい、前髪~もみあげあたりまでの顔周りだけ縮毛矯正をしていたのですが、
湿度の高い日などはかなり爆発してしまうらしくて今回、全体的に縮毛矯正をあてたほうがいいのかで悩まれていたみたいです。
でも、
「全体的に縮毛矯正するとぺたんこになってしまいますよね…?」
確かに、普通に全体的に縮毛矯正してしまうとクセは伸びて収まりますけど、どうしてもボリュームダウンしてしまいます。
Hさんはくせ毛が気になるけど、全体にしてしまうとボリュームがなくなってしまうことが不安のようです。
そこで、
と、いくつかの方法と、長めバージョンと短めバージョンの2スタイルのご提案♪
他にもいろいろとお話聞かせていただいて、
「ぺたんこに見えるのが一番気になるので、ならないような感じになればいいので、あとはお任せします♪」
となりましたので「了解しました~!」
では今回は長めバージョンのナチュラル矯正でいきましょう♪
〔もくじ〕
ボリュームを落としすぎないナチュラル矯正
まずはBefore、
この日は爆発とまで言いませんが全体的にまとまりがなくふくらんだ状態です。
さらにクセの気になりやすい顔周りを見てみると、
大きなクセがこめかみ辺りの内側にあるのがわかります。
こういうところはきちんとクセを伸ばしてあげたいですね。
- 毛量 少なめ
- 細毛
- 広がる癖あり
- 癖は無くしたいけどボリュームは落としたくない
それでは、
ボリュームを落としすぎないナチュラル矯正のスタート!
クセの強さと、全体のバランスをみながら、縮毛矯正のお薬の強さや、塗布する箇所を考えながら塗っていきます。
細い髪の毛の方は、くせ毛が強いからといって、”ハードタイプ”のお薬を使ってしまうと、
ボリュームが落ちすぎたり、ピンピンになって髪の毛がぺしゃんこになってしまいます。
その為、くせ毛は伸ばすけども(還元力)、髪の毛は柔らかくなり過ぎない(軟化しにくい)お薬を使用して、
時間は少しかかるけども、髪の毛の芯を残した
パスタでいうアルデンテの様なイメージで、
髪の毛にハリを残し、ダメージを少なくする方法で縮毛矯正をしていきます。
そうしたオリジナルブレンドの『酸性矯正剤』を髪の毛に塗布し、
じっくりと時間を置きます。
時間がきた後はしっかりとお薬流し、
髪にハリコシを与える処理剤や、熱から髪の毛を守るためのトリートメントなどを塗布し、
ドライヤーで乾かして、
ストレートアイロンで、
クセの箇所や、仕上がりのデザインをイメージしながら、
やさし~く、
やわらか~く、
まる~く、アイロンしたら、
2剤を付けて少し置いて、
流して、
ばーっとハンドブローで乾かしたら、
はい!ナチュラル矯正の完成です♪
おおー!とってもナチュラルな仕上がりになりましたー(≧∇≦)
縮毛矯正でも、ツンツンやピンピンにならないでボリュームも残っていますし、
毛先も自然に内に入っているので、ぺたんこには見えないと思います★
『縮毛矯正・ストレートパーマ』といってもくせ毛を伸ばすだけでも、ボリュームを落とすだけでも、ツルツルピカピカを目指すだけじゃないですよね。
もっと自分の髪質や骨格、好みにあったデザインがあります。
ストレートパーマだからといって頭全部を完璧にまっすぐにする必要もないし、
生まれもったくせ毛を残して活かしてあげた方が可愛かったりする場合もありますよね!
「これから雨の多い時期にも入ります。くせ毛やボリュームが気になるけど・・・」
いろいろと相談しながら、その人に合ったヘアスタイルをご提案していけたらいいなと思います。
それではお次のお客様のケースです。
ダメージムラのある癖毛を柔らかナチュラルストレートに♪《大阪守口美容室》
お客様にとっては好きな時間に染めてお手軽な「ホームカラー」ですが、
ご自分で染めらるとどうしてもムラになってしまいます。
そのムラって”色ムラ“だけでなく、
“ダメージ”のムラでもあるということも認識されているでしょうか!?
ヘアカラーのムラは縮毛矯正にも影響する!?
今回のお客様は、縮毛矯正の予定ですが、
白髪が気になってきたときに顔周りや分け目のところだけ、ちょちょっとご自身で白髪染めをされています。
普通に見るとまだ白髪目立っていませんが、
中をめくると、、
染まってないところ、くせ毛が強いところなどもハッキリとわかります。
表面はもともと癖の強さが弱いことと、軽くブローされるのである程度おさまっているのですが、
中の方は結構強く、うねっています。
こういう髪の毛の状態になっている場合は、
それぞれの髪に合わせた薬剤選定などが必要になってきます。
- 毛量 やや少なめ
- エイジングによるパサつき
- 広がる癖、後ろの後頭部ほど癖強め
- 白髪とホームカラーによる色ムラ
ナチュラル矯正の施術工程
表面ほど、癖は弱く、内側ほど癖が強いことと、
顔周りと表面はカラーによるダメージ、
後ろの内側は染まってないので根元のダメージは少なめ、
毛先は繰り返しのカラーと縮毛矯正の軽い戻り、エイジングによる髪のパサつきなどがあります。
かなり複雑になっているということは、一般のお客様でもわかってもらえるかと思いますw
こういったコンディションがバラバラの髪に、
1つの縮毛矯正のお薬で対応しようとなると無理が出てきます。
どんな髪でも根元から毛先まで、癖の強いところから弱いところまで全部塗れるというような、
魔法みたいなお薬は今のところありません。
なので髪の毛の状態に合わせて、それぞれに薬剤を選んだり、時間差で塗布したりと、
見て触って、考えながら、工程を考えていくことになります。
今回は、癖の強さや、ダメージのムラ、毛先とのコンディションの差がありましたので、
《中性の縮毛矯正剤》と《酸性の縮毛矯正剤》
の2タイプを調合し、準備しまして、
適材適所として塗布しています。
今回も優しいお薬でじっくりコトコト時間をかけて、ゆっくりと髪の毛に浸透させていきます。
その後、
髪の毛を補修してくれる処理剤、ツヤ感を与えてくれるトリートメントなどを塗布して、
ストレートアイロンで、
しっかりとくせ毛を伸ばしつつ、
柔らかい仕上がりになるようにアイロンを通していきます。
最後の2剤でしっかりと固定して、
ナチュラルな縮毛矯正の完成です♪
おおー!ダメージムラを感じさせない、柔らかくて自然なストレートになりましたー(≧∇≦)
内側の強い癖も伸びて、
毛先にもツヤが戻りました♪
今回はうまくいきましたが、もっと激しいダメージやダメージムラなどコンディションの違いがあると、
必ずしもうまく対応できない場合もあります。
ヘアカラーはなんとなく自分で染めれるからとお考えでも、
そのヘアカラーがパーマや縮毛矯正などをした時にうまくかからない、すぐとれるなどの原因になっている場合もありますので、注意してくださいね。
縮毛矯正するとどうしても、
- ぺしゃんこになってしまう
- ボリュームが落ち過ぎる
- ピンピンになる
- 根元の癖が伸びない
- ダメージがあり過ぎて断られる
もし、そんなお悩みのある方はぜひ一度ご相談ください♪
ではでは。
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