どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
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以前に取り上げた”切った髪の毛をマットにして水質汚染を防ぐ”という仕組みが、
あの有名な日本のフェスでも採用されたようです!
〔もくじ〕
髪の毛の驚くべきサイクル法、「フジロック」でも活躍、油の吸着剤から肥料まで
流出油の吸着マット
濱氏は、米国サンフランシスコに本部を置く非営利団体「マターオブトラスト(MoT)」の日本支部の中心メンバーだ。17カ国60カ所にあるMoTの支部では、メンバーたちが機械を使って、地元の美容院や個人から寄付された髪の毛を厚さ約2.5センチ、長さ約84センチの四角いマットに成形している。出来上がったヘアマットは、船などから流出した油を除去するのに使われる。
髪の毛は油を吸着させるのに非常に適している、と話すのはMoTの共同創設者であるリサ・ゴーチェ氏だ。「髪の毛のうろこ状の表面に、油がまとわりつくのです」
髪の毛のおよそ95%は、ケラチンと呼ばれる繊維状のタンパク質で構成されている、水と混ざらないものの相互作用、言い換えると「油をくっつかせる」のがこのケラチンだと、米国空軍の材料学者で、MoTと共同でマットの開発と試験にあたるグレン・ジョンソン氏は説明する。
「それに加えて、髪の毛は表面積が大きいです」と話すのは、オーストラリアのシドニー工科大学の環境科学者ミーガン・マレー氏だ。2018年11月1日付の学術誌「Journal of Environmental Management」に発表された論文で、マレー氏は人間の髪で作った油吸着材は、髪の毛1グラムあたり0.84グラムの原油を吸着することが明らかになったと報告している。これは油流出事故で通常使われるプラスチック素材の一種ポリプロピレンで作られた吸着材より大幅に多い。
MoTのマットは、2010年にメキシコ湾で起きた石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」の事故や、2007年に米国西海岸で発生したコンテナ船「コスコブサン」の事故など、大規模な石油流出事故で使用された。さらに濱氏のチームは2023年、このマットを新潟市で使用する予定だ。新潟市にはかつて日本一の生産量を誇った油田がある。現在はもう掘削は行われていないが、今も300基以上の油井から油が漏れ出ている。
一方、米国空軍では消火訓練の後、液体燃料や泡消化剤で汚染された水を浄化するのに、ヘアマットを使用している。
「髪の毛はぬるぬるした界面活性剤に加えて、泡も吸着します」とジョンソン氏は言う。今はまだ実験の段階だが、消化訓練で毎年発生する200万リットル超の汚水を処理するのに実用レベルで配備できる可能性は高いと考えている。
リサイクルした髪の毛にはもっと日常的な用途もある。例えば排水溝の周りに設置すれば、豪雨の際、雨水に流されるエンジンオイルなどを集められる。あるいは食用油を吸い取る生分解性のグリーストラップ(油阻集器)にも使われている。濱氏のマットは、7月末に開催される日本最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」で、汚水のろ過に使われる予定だ。
油を吸着させるマットがフジロックでも採用されていた
髪の毛は油を吸着させるのに非常に適した素材です。
髪の毛の表面にあるキューティクルと呼ばれるうろこ状のところには油がくっつきやすい性質があります。
集めた髪の毛をマットにして排水溝の周りに設置すれば、豪雨の際、雨水に流されるエンジンオイルなどを集められたり、
以前に日本の貨物船から大量の重油が流出した事故の際にも髪の毛をオイルフェンスとして利用されました。
そんな髪の毛で作れたマットが、先日開催された日本最大級の野外音楽イベント
「フジロックフェスティバル」でも汚水のろ過に使われたようです!
こういったフェスなどは最近は地球環境問題にも取り組んでいる事が多いですが、
フジロックという大きなイベントで使われた事により、さらに認知が広まったり、その他のイベントや施設などでもっともっと使われていくといいですね。
ではでは。
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