どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
最近少しずつ聞くようになってきた 『糖化』という現象をご存知ですか?
すっかりおなじみになった「酸化」という言葉は活性酸素による酸化が「体のサビ」と言われていますが、「糖化」は「体のコゲ」と呼ばれています。
〔もくじ〕
「糖化」とは
「糖化」とは、タンパク質が糖分と結びついて加熱されることによって起こる現象です。
このによってできる成分を「AGE(終末糖化産物)」といいます。
このAGEは血管や骨などさまざまな部分に蓄積してあちらこちらの老化を加速させる要因になることがわかっています。
糖化によってつくられるAGE(糖化最終生成物)は内臓をはじめとする体内組織に作用して、多くの病気の原因となることが知られています。さらには動脈硬化や白内障、アルツハイマーとの関連も指摘されているのです。
引用:http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/139.html
髪の毛の糖化
髪の毛の大半もケラチンと呼ばれるタンパク質でできていますから、この糖化による影響を受けてしまう可能性があると言われています。
糖化が進むと髪の内部が軟化して切れ毛の原因になったり、髪の表面にあるキューティクルの透明度が低下して髪がくすみ、ツヤもなくなってしまいます。
どれだけ髪のヘアケアに気をつけていても、毛先がゴワゴワしてきたり、髪全体のツヤがなくなってきたり、もろく切れやすくなったりすることが改善しない場合は、実はこの「糖化」が影響しているかもしれないと疑ってみたほうがいいかもしれません。
糖化の原因とは?
実はこのAGEは体内でつくり出されます。
血液中でブドウ糖が過剰になった時、ブドウ糖が溢れ出して体内のタンパク質と結びつき、体内で温められて糖化するのです。まずは血液中のブドウ糖濃度を上げ過ぎないこと・・・
つまり、
糖分を摂りすぎないことが大切です!
そしてすでにAGEが発生している食品を食べることでも体内に蓄積されます。
タンパク質と糖分が結びついて加熱された食品はたくさんあります。
例えば、流行りの「パンケーキ」は卵や牛乳などの乳製品(タンパク質)と小麦粉や砂糖(糖分)が混じり合って加熱されます。
パンケーキに含まれる「砂糖」が、卵や牛乳などの「タンパク質」と結びついて変性しているのです。カラメルやクッキーでも同じ現象が起きています。
食物の場合の糖化は、こんがりといい香りがする反応ですが、同じことが人間の体内で起きると、とんでもない現象を引き起こしてしまいます。そしてこれが「体のコゲ」と呼ばれる理由です。
他には、トンカツや唐揚げ、餃子など、タンパク質と糖質が一緒になって焼き色がついたような料理にはAGEがたくさん含まれています。
これらの食品から摂取するAGEの多くは消化の際に分解されますが、約7%は排泄しきれすに体内に溜まってしまうといわれています。
オススメの食事法
AGEは、加熱温度が高いほど、大量に発生するという性質をもっています。
そのため、200℃を超えるようなオーブン料理や180℃くらいの高温の油で揚げる揚げ物などはAGEが発生しやすく、一方で煮物や蒸し物などにはそれほど発生しません。
日常的には「ゆでる」「蒸す」などの調理法がおすすめです。
もちろん糖分の取り過ぎは血液中のブドウ糖を増加させてしまいますから、甘いジュースやお菓子の食べすぎにも注意が必要です。
他には、ストレスを溜めない・適度な運動をする・ぐっすり眠ることなど健康的な生活をおくることも「抗糖化対策」として有効的だと言われています。
まとめ
髪の「糖化」を防ぐためには、外側からのケアだけではなく身体の内側から糖化対策をすることが大切です。
そのためには、食事に気を付ける、適度な運動をする、十分な睡眠をとるといった、基本的な生活習慣への心がけが重要だといえます。
もちろんAGEに関しては糖質の多いものを控えることが最重要です!
髪の糖化を予防するということは、結果的には肌や身体の老化防止、身体の健康や病気予防にもつながるのです。
髪は死んだ細胞と言われていても身体の一部です。髪の毛をきれいにすることは肌や身体も健康に繋がるということですね。
これらのことをぜひ参考に髪と身体をキレイにしてくださいね。
ではでは。
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