2021年、大阪府寝屋川市に美容室「hair's LOG(ヘアーズ ログ)』を独立オープンさせていただきました!

コロナ禍でホームカラーが増加!?美容師が出来ればやめてほしい理由とは

 

どーもー!

髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。

 

新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活様式はかなりの変化を余儀なくされています。

不用意なお出かけはしにくくなり、特に緊急事態宣言の出ていた期間は外出を控えたり、公共機関を避けたりなどされていた方も多かったのではないでしょうか。

その期間中、美容室に行けずに白髪が伸びっぱなしになってしまった方や、家で過ごす時間が増えたことを機に、市販のホームカラーを始めた人も少なくないかもしれません。

 

経済的にも、自分で白髪染めをしたほうが安上がりなので、それだけに手軽にチャレンジする人は多くなっていると思いますが、

ご自身で染めらる時のデメリットであったり、その後に美容室で染めようとした時に、髪の毛の状態によっては美容師が困まってしまうというケースも聞く様になりました。

今回は、市販のヘアカラーで染める時のデメリットや美容師が困る理由について説明したいと思います。

 

〔もくじ〕

市販のヘアカラーのデメリット

まず『市販のヘアカラー』は、一般の方(素人)が使うことを前提に作られている為に、ムラに見えにくい(濁った)色味や、混ぜやすく塗りやすいなど、色より失敗が少ないように設定されています。

そのためクリーム、乳液、泡タイプなどいろいろありますが、
どのタイプでも基本的に“伸びがよく髪全体に馴染ませやすい”ような仕様になっています。

これは素人さんが根元から毛先までムラなく全体に塗布しやすくするためなのです。

そして、洗面台やお風呂場で流しやすくなっていたり、汚れが残りにくくなっていたりの工夫があったりします。

ただし、その特徴がデメリットにもなってしまうのです!

 

デメリット①色ムラになりやすい

市販のヘアカラーは伸びがよく馴染ませやすい様に作られている為に、根元から毛先まで染めやすくなっています。

ただし、根元から伸びてきている黒い地毛と、以前に何度も染めて明るくなっている毛先の茶色の毛という、”全く状態の違う部分”を同じカラー剤で染めることになります。

根元と毛先に同じ色で染めるということは、

極端に言うと、黒と白の画用紙に同じ絵の具で色を塗るようなものです。

同じ色を塗っても同じ様な色に見えません。

根元と毛先で色を変えたり、パワーを抑えたり、時間差で塗布するなどの工夫が必要になってきます。

あっくん
美容室ではそういった工夫をしながら全体を綺麗に染めています

さらにご自身の塗布ムラで、顔周りはたっぷり塗ってるけど、後ろは見えないのであまり塗れてなく、前と後ろでかなりの色の差があるなどの方も多いです。

 

デメリット②ダメージムラになりやすい

こちらの理由も先ほどの「色ムラ」と同じ原因なのですが、

根元のしっかりとした髪の毛を明るく染めるようなパワーのあるカラー剤を、これまでにカラーをしてダメージが出ている毛先に同じ様に塗布すると、毛先はどんどんダメージが悪化してしまいます。

さらにご自身で染めることで、塗れてる塗れてないところの差があり、その塗りムラの差は髪色だけでなく、ダメージの差にもなります。

さらにダメージの差がある事で、思った色にならなかったり、パーマやストレートをする時に困難になったりする場合があります。

あっくん
ご自身で白髪染めをされている方は顔周りの髪が傷んでいる事がかなり多いです

 

デメリット③アレルギーになりやすくなる

こちらの理由は、市販のカラーは一般の人が使っても出来る限りよく染まり早く染まるようにパワーと染料を多めに入れているものが多いです。

白髪染めに含まれる『パラフェニレンジアミン』という染料は早くよく染まりますがアレルギー性が高いと言われています。

市販のヘアカラーはこのパラフェニレンジアミンが多く含まれている場合が多くアレルギーが起こりやすいと言われいます。

さらに家の洗面台やお風呂場で流す事により、顔にかかったり、身体にかかったりなどアレルギーの発症が起こりやすい流し方をしてしまっているのです。

 

ホームカラーで美容師が困る理由

ホームカラーをされると美容師が困る理由は、色ムラが出来たり、ダメージムラ出ることです。

色ムラを直そうとするならば、部分的に複数のカラー剤を調合し、細かく塗り分けたりなどの作業か必要です。

ダメージムラがある場合も、ダメージにより色が入りやすい、入りにくいなどが起こったり、

ダメージのムラがある髪の毛にパーマや縮毛矯正などのメニューもする時も、薬を塗り分けたり、ムラに対応できる薬剤を使用したりと技術や知識を必要としたりもします。

 

さらに、どんなカラー剤を使用したかわからないので、使われたカラー剤によって、思った色にならなくなってしまったり、ビックリする様な色になってしまう場合もあります。

 

この様なデメリットがたくさんある為に、美容師さんもホームカラーされた髪を元に戻したり、綺麗な色にするのが難しいことがあるのです。

 

まとめ

ホームカラーをされると、カラー剤によっては思った色にならなかったり、次のカラーの邪魔することがあります。

それに加えて、ご自身で塗ることによる塗布ムラで髪の毛の色ムラとダメージムラにもなってしまいます。

 

この様な状態になってしまうと、場合によっては綺麗な状態に戻してあげるのが困難だったり、時間がかかる場合もありますので、

出来る限り美容室でカラーリングをしてもらう事をオススメします。

 

もちろん持病をお持ちだったり、家族に高齢者がいたりなど皆さんそれぞれの理由がありますので、コロナ禍の中、無理やり美容室に来させたいわけではありませんが、

今はどこの美容室でもかなりコロナ対策を徹底しています。(初期に美容室でクラスターが出たなどのニュースがありましがそれ以降、最近は全く聞かなくなりました)

お店によってはパーテーションで区切っていたり、個室があったり、マンツーマンで施術してくれる美容室もあります。

混んでる時間を避けて、ご来店されても良いと思いますので、
ご不安な場合にはご予約などの際に美容室の方に確認してみてください。

 

ではでは。

 

 

最後に、あんまり頻繁に美容室に行きにくくなったのでどうしても家で染めたいという方にオススメしているヘアカラー【NODIA(ノジア)】があります。

ノンジアミン・ノンアルカリ・ノン過水で髪や頭皮への負担、アレルギー性も少なく、次回のヘアカラーの邪魔にもなりません。

ただし髪を明るくしたり、通常のヘアカラーほどしっかり染めるわけではないのであくまで、次回美容室へ行くまでの”つなぎ“としてオススメしています。

詳しくはこちら

 

 

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大阪 寝屋川市 香里園駅 徒歩3分「hair's LOG(ヘアーズ ログ)のオーナーあっくんこと小野敦之(オノアツシ)です! ヘアケア・ヘアスタイル・美容に関わる正しくて為になる情報を楽しく発信しています。 特に髪の毛の傷みや、ヘアカラーにおけるアレルギーやかゆみなどの知識・経験においては同業者や美容メーカーからも厚い信頼をいただいき、ノンジアミンカラー「NODIA(ノジア)」をプロデュース。全国でセミナー開催し好評を得る。

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