どーも!
大阪からノンジアミンカラーの研究と発信をしているあっくんです♪
今回はお客様は、
地元はこちら大阪ですが、今は東京にお住まいのKさんです。
今回は長期休暇がありましたので、
その期間を利用して大阪に帰省され、
帰省中にご来店くださいました。
Kさんはジアミンアレルギーのために、
普通のヘアカラーが使えないというお悩みがあります。
最初のご来店時の記事
なのでアレルギー反応などが起こらないように、今回もジアミンの入っていないカラー剤(ノンジアミンカラー)を使いながら、
白髪をしっかりと染めつつ綺麗な髪色になるようにカラーリングしていきたいと思います♪
ということで、
〔もくじ〕
まずはBefore
前回染められてから2か月ほど経っています。
その間にやはり我慢出来ずに、、
ご自分でカラートリートメントを2回ほどされたみたいですが、
すでに分け目のところは白いのが目立ってきている状態です。
僕が前回染めさせていただいた時も、
もちろんノンジアミンのカラーで染めさせてもらったのですが、
薬剤の反応を上げ、染まりをよくするために、
ほんの少しだけブリーチ作用をもたせて
染めさせていただきました。
そうすると、アレルギー反応は無かったものの施術中少しだけ頭皮がピリピリしたとおっしゃられたので、
今回は、
ブリーチ作用無しでしっかりと染まる方法
を考えながら行っていきたいと思います。
それでは、
施術スタート!
調合したノンジアミンカラーを、
ペタペタ
ペタペタ
根元側に塗布していきます。
カラー剤が頭皮にしみたり、かゆくなったりする原因は、
『ジアミン』だけでなく、大きく3つに分かれます。
それは通常のカラー剤に必ず含まれる、
- 染料(ジアミン)
- アルカリ剤(アンモニア)
- 過酸化水素(オキシドール)
が原因とされています。
一般的に①のジアミンがアレルギー性が強く、頭皮への原因になりやすいので敵視されていますが、
人により頭皮がピリピリするという原因が、
②のアルカリ剤や③の過酸化水素だという方も存在します。
もしくは、②と③が混ざりあった時に起こる、ブリーチ作用が頭皮に刺激を与えていることが考えられるのです。(一次刺激性接触皮膚炎)
今回は、①のジアミン染料を塩基性HC染料を変更し、
②アルカリ剤だけを少量入れまして、
(あとはちょっぴり工夫をしながら)
白いところにたっぷりと塗っていきました。
そして温めて時間をしっかりおきまして、
その後、シャンプーして〜
今回はカットも、
チョキチョキ~
とさせていただいて、
はい!完成です♪
おおー!白いところが綺麗に染まりましたー!(≧∇≦)
重たくなっていたネープのところも切ってスッキリとしましたね♪
この日は染めてる間から、その後まで全く刺激やかゆみなどは起こらなかったそうです。
今回のレシピなら安全に染めることが出来そうですね(^^)
これからもっとアレルギーでお困りの方でも安心してカラーを楽しめるように知識と技術を磨いていこうと思います!
東京からわざわざご来店ありがとうございました!
また大阪に帰省される時はお待ちしております♪
ではでは。
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『ジアミン』とは、正式名称をPPDA、またはパラフェニレンジアミンと呼ばれている化学染料のことです。
今販売されている白髪染めやヘアカラーの主成分は、このジアミンになります。
ジアミンは少ない色素で濃い色(黒や茶)を作ることが出来るために、日本人の髪の毛(白髪)を染めるにはとても便利な成分になります。
またいくつかの色を混ぜることで、たくさんの色を簡単に作れるために、白髪染めなどによく利用され、現在のヘアカラーにおいて無くてはならない存在です。
しかし、このジアミン、
アレルギー反応を引き起こす原因であるとして劇薬に指定されています!
その症状としては、皮膚のかぶれ、赤み、かゆみ、炎症などのほか、大量の抜け毛が発生するなどのトラブルがおこります。