どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
今回のお客様は僕のブログを読まれてノンジアミンカラーのご相談をしたいということでご来店いただいたOさんです。
「ノンジアミンカラー」についてのご相談という事で、これまでの経緯を聞かせていただきました。
〔もくじ〕
ノンジアミンカラーのご相談
Oさんのこれまでの経緯を聞かせていただくと、
これまでハッキリと『ジアミン』に対するアレルギーがあるかを調べたことは無いものの、
たまに頭皮がかゆい日や、頭皮にデキモノが出来たりすることもあり、
今後もヘアカラーを続けていかないといけないと考えたときに、”頭皮や髪に優しいヘアカラーにしたい”と思っていたところ、
以前の美容室で『アロマカラー』というものをオススメされ使用されていたそうです。
この『アロマカラー』で染めていた間は特に頭皮トラブルもなく白髪染めが出来ていたようなのですが、
そこの美容室のカットが気にいってなかったのとww
この『アロマカラー』は白髪を染めることはできるけども髪を明るく出来ないカラー剤だったので他に低刺激なカラー剤が無いのかと色々と調べられたそうです。
その中で「ノンジアミンカラー」というものなら髪や頭皮に優しくアレルギーが出にくいと知り、
他の低刺激なカラーを扱っている美容室は無いのかと調べられ、
約二週間前に、『ノンジアミンカラー』をしてるという別の美容室でノンジアミンカラーの白髪染めをされたそうなのですが、
「二週間ですぐに色落ちした」
ということで、今回また調べられ僕のところに相談しに来られたということでした。
Oさんはジアミンアレルギー?そしてアロマカラーって?
お話を聞いてまず最初に気になったことは、
Oさんは、
- ジアミンアレルギーなのか?
- アロマカラーとは?
ということです。
Oさんの話を詳しく聞いてみると、カラー中やカラー後にとくに痒くなったり、湿疹が出来るなどの症状は無いとのこと。
たまに汗をかいたり、ふいに頭皮が痒くなる時があるので「もしかしたら私カラーのアレルギーがあるのかしら?」と不安になられているようですが、
聞く限りこれまでにアレルギーらしき症状はありませんでした。
そもそもずっと使われていたという「アロマカラー」については、
「たぶんノンジアミン」「ヘナみたいなものだと思う」
と言われましたが、製品名だったりお店オリジナルのネーミングの場合もありますのでハッキリ断言するのは難しいのですけども、
googleさんで調べてみると・・・
あら、
1番上にうちの店でも使用してる15カラーのエムテックさんホームページが出てきましたw
先日講習会にも行きました。
こちらのサイトに書かれている『アロマカラー』について読ませていただくと、
ふむふむ。
おそらくコレのことで間違いないでしょう。
エムズアロマカラーは植物成分を中心に染料など化学成分を最小限に抑えた、新ジャンルの天然系染毛剤です
ヘナではない植物成分と漢方ハーブ(柿の葉、ローズマリー、カミツレ、セージ等)をベースに、わずかなジアミンと穏やかな酸化剤を配合。
お湯溶きタイプなので髪へのダメージがほとんどありません。
(ペースト時のジアミン濃度はダークブラウンで0.5%以下)※エムズアロマカラーにはパラフェニレンジアミンが含まれていますので、ご使用の前には必ずパッチテストを行ってください。
めっちゃジアミンは入ってますね( ̄▽ ̄)
植物成分を配合しているという表現で、水溶きで使用するようなので、Oさんが「ヘナみたいなもの」と言われることと似ていますし、
アルカリ剤や過酸化水素を使用しないので髪の毛は明るくは出来ないみたいなので、
Oさんが以前の美容室で使われていた「アロマカラー」はこのカラー剤でほぼ間違いないと思います。
追記
アロマカラーを実際に試してみました。
ということは、
逆に考えると、こちらの「アロマカラー」をずっと使用されていてアレルギー反応が特に無く、染め続けていたのであれば、
Oさんは今の所”ジアミンアレルギーでは無い”といえますね。
(もちろん良い事ですwそして正確な判断はパッチテストを行いましょう)
この「アロマカラー」はヘナとは全く違うもので、ブリーチ効果は無いので低刺激であることは間違いないですが、
「ジアミン入りのカラー剤です」ということをOさんに伝えると、
「えっ、そうだったんですね…」
と少しショックを受けておられました(´Д` )
これは以前の美容師さんの知識不足なのか、伝え間違いなのか、Oさんの勘違いなのかはわかりませんが、
《低刺激なカラー剤=ノンジアミンカラー》
の様に勘違いされている方がおられます(たまに美容師も)
ここは正しい知識をお客様に正確に伝える必要があります。
じゃあ二週間前に染めたノンジアミンカラーは?
そして二週間前に別の美容室染めたけどすぐに色落ちしてしまったという「ノンジアミンカラー」に関してはどういうものを使用したのかわかりませんでしたが、
ジアミン入りのヘアカラーに比べると色落ちが早いというのは仕方のないことかもしれません。
アレルギーの可能性がある有害物資だと言われるにも関わらず、『ジアミン』がカラー剤の主流なのは白髪にもしっかりと色が入り長持ちする染料だからです
しかも前回のお店では、念の為かそのノンジアミンカラーを地肌に付けないように塗布してもらったそうで、それで余計に色落ちの早さを感じられたのかもしれません。
それでは今後どういうもので毛染めをするか?
Oさんはジアミンアレルギーでは無いようですが今後のことを考えてノンジアミンカラーを続けられるのか、
やっぱり白髪をしっかりと隠したいのでジアミン入りのヘアカラーにされるのか、
この問いにOさんはとても迷われていましたが、
僕は、
「ジアミン入りのヘアカラー」と「ノンジアミンカラー」を混ぜて染めるハイブリッド式の方法をオススメさせていただきました。
これならば、白髪はしっかりと染めつつ髪の毛も明るく染めることも出来ますし、
今後ジアミンアレルギーになるリスクやダメージの原因となるアルカリ剤と過酸化水素の割合を減らすことが出来るので、末長くヘアカラーを楽しむための一つの方法かと思います。
今回は色落ちしていたといえ、まだ染めたばかりだったのと、目立つところに白髪がないこともありましてカットだけさせてもらうことになりました。
今後のカラーについてはまたしっかりとお話しながら決めさせていただきますね♪
それはまた別のお話ということでw
追記(カット編)
ではでは。
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あっくん★
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