どーもー!
大阪でジアミンアレルギー、ノンジアミンカラーについて真剣に考える美容師あっくんです。
ジアミンアレルギーになってしまって、白髪染めをしたいとなると「ヘアマニキュア 」しか染める方法がない。
そう美容師さんに言われて、しかたなくヘアマニキュアで染めていたとご相談を受けることが多いです。
もちろん体質的にヘアマニキュアしかダメな方もおられるかもしれませんが、
ほとんどの方はヘアマニキュア以外のジアミンの含まないヘアカラーであれば染める事が可能だったりするのです。
〔もくじ〕
ヘアマニキュア以外で白髪をしっかりと染める方法
今回のお客様も、ジアミンアレルギーになってからヘアマニキュアでずっと染められていました。
しかし、ヘアマニキュアだと白髪は染まるのですが、根元から染めれないというデメリットがあるので、
「白髪を根元からキッチリしっかりと染めたい!」
という方には少し不向きなヘアカラーになります。
お客様はしっかりと白髪を真っ黒に染めたいとご希望でしたので、根元から染めれるタイプの『ノンジアミンヘアカラー』をしていきたいと思います。
ただし、ノンジアミンだからといって必ずしもアレルギー反応を出さないかはわかりませんので、
事前にちゃんと「パッチテスト 」を行いました。
今回パッチテストで確認しておいたのは、
- 塩基性染料
- 酸性染料
- ノンジアミン酸化染料
の3つです。
その結果、どれも痒みや赤く腫れることはなかったとの事でした。
まずは Before
(最初に写真を撮り忘れたのでw濡れた状態になっております)
顔周りの白髪率は高めで、前回染めたヘアマニキュアタイプのカラー(シュミエル)が凄いオレンジっぽかったということで、前回染めた白髪が今でもオレンジ味を残しています。
今回は根元の白髪をしっかりと染めつつ、オレンジや赤味が出ないように、パッチテストで大丈夫だったノンジアミンヘアカラーを使っていきたいと思います。
- 毛量 やや多め
- 硬め
- 髪質 癖あまりなし
- 白髪率60〜80%
施術工程
まずは『カット』から、
ボブスタイルをご希望ですが、髪の毛の量も多く、髪質もしっかりされているので、
アンダーセクションを短く切り込んだ、2セクションてわカットをしていきます。
短い内側を上のオーバーセクションが覆い被さるので、段をつけたり大きくすいたりせずに、コンパクトでスッキリとしたボブにする事ができます。
ネープをギリギリまで切り込んだ後、きっちりとしたラインで揃えておきます。
その後は『ヘアカラー』です。
パッチテストは大丈夫でしたが、100%安全を保証できるものではないので、
念のために、
顔周りの時に白髪の多いところには「ノンジアミン酸化染料」を使用し、
人からも見えやすいところなので、根元から塗布してしっかりと染めていきます。
後ろや内側の中には、完全にノンジアミンである「塩基性ヘアカラー 」を用いて、
ゼロテクと呼ばれる、地肌に直接塗布しない塗り方を行っていきます。
薬剤と技術、両方で対応する事により、より安全なヘアカラーを楽しむことができると思います。
After
おおー! なったー!綺麗な黒髪ボブになったー!(≧∇≦)
オレンジっぽくなるのを抑えながら、根元から白髪がしっかりと染まりました!
ノンジアミンヘアカラーを使いこなす事で、ヘアマニキュアでなくても濃い白髪染めをする事は可能です。
もし、ジアミンアレルギーになったらヘアマニキュアしか染める方法が無いと思われている方はぜひご相談くださいね。
ではでは。
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