どーもー!
大阪でノンジアミンカラーの研究と発信をしているあっくんです。
これまでずっとヘアカラーをされていて、
なんともなかった方でも、ある日突然頭皮にかゆみや湿疹が出たりしてしまうのが、ヘアカラーに含まれるジアミン染料による『ジアミンアレルギー』です。
ジアミンアレルギーになってしまうと、今後ジアミンの含まれるヘアカラーが使用出来なくなるために、
それでも染めたいと思われるなら、『ジアミン』の含まないヘアカラーでカラーリングする必要があります。
そんな場合での対応策が、
『ノンジアミンカラー』か『ヘナ』に分かれる場合があります。
そして「自分はどちらが合うのかな?』という事で迷われるお客様も多いようです。
〔もくじ〕
アレルギーがあるとヘナとノンジアミンカラーとどっちにしたらの?
今回のお客様は、ヘアカラーでアレルギーが出てしまい、色々と調べていたところ、
僕のブログを見つけて、初めてご来店くださったAさんです。
まずはBefore
Aさんのお悩みは、
2年ほど前に白髪染めのためにヘナと混ぜて使用していた「インディゴ」でアレルギーを起こしてしまったことがあります。
それからアレルギーを起こさないカラー剤・美容院を探され、
- ひとつめは、ヘナなどを専門的に取り扱うナチュラル系な美容室
- ふたつめは、ノンジアミンのカラートリートメントを取り扱う美容室
の2つを互い違いの様に行きながらカラーをされてました。
しかし、、
ふたつの美容室の考え方の違い、取り合っているものの違いなどからくる疑問、
仕上がりの疑問、美容室までの距離、などなど…様々な問題から、
”お家から程よい距離で「ヘナ」も「ノンジアミンカラー」も両方扱っている”
僕のところを見つけてくださってご連絡くださいました。
インディゴアレルギー!?
まず問題なのは「インディゴ」を使用してアレルギー反応が出たということ。
うちでもハナヘナのインディゴを取り扱っていますけど、
この「インディゴ」は、名前の通りデニムやジーンズなどにも使われる植物性の染料であります。
しかし、稀にアレルギーを引き起こす方もおられるので注意が必要な染料です。
『植物性』といわれると安全に思われる方も多いと思いますが、
小麦や漆、花粉症など、自然の植物によるアレルギー反応が出られる方もおられます。
Aさんはインディゴのアレルギーが出てからは、
ナチュラル系な美容室で「ヘナ」のナチュラルを使って染められていたのですが、
やはり繰り返すとオレンジ味が強く出過ぎてしまったり(本来インディゴを使用してオレンジ味を弱める)、
ノンジアミンカラーを扱うお店では、1度明るくしてから(おそらくライトナー)、
カラートリートメントを重ねる方法で、かなり時間がかかってしまったりという、
ふたつのお店でやり方や考え方がかなり違うために、
その中で両方取り扱っている僕ならちょうど良い方法を考えてくれるのではないか思い、ご連絡くださいました。
施術のポイントとしては、
- アレルギーを起こさない薬剤
- 白髪を染めたい
- 今は全体的に明る過ぎる
- 真っ黒は嫌
- 出来れば1度染めで
ということになりますので、これらを元に薬剤と方法を考えて施術していきたいと思います!
施術工程
Aさんの希望を叶える為には、
『ノンジアミンカラー』を使用しながら、
ヘナ染めの様にオレンジにならずに、黒髪も明るくしながら、
ライトナーを使った二度染めの様に、時間をかけ過ぎない様にする薬剤と工程を考えます。
まずは、
こちらのチラチラ見える白い毛に少し濃いめのノンジアミンカラーを塗布していきます。
その後ちょっと加温してから、
ほんのり明るくなるブラウンに調整したノンジアミンカラー(ライトナー+塩基性HC染料)を全体的に塗布していきます。
ペタペタ
ペタペタ
で、また時間を少し置いてから、
シャンプーして、
くせ毛が収まりやすいようにカットをしたら〜
はい!完成です♪
おっ、
おおー!オレンジっぽく明るくなっていた髪がツヤのあるナチュラルな髪色になりましたー!(≧∇≦)
気になる”白い毛”も、
ばっちりカバー出来ていますね(*´∀`)♪
今回はヘナは使用しないで、ノンジアミンカラーだけを使い重ね塗りですが、
シャンプーは1度だけの工程で、ほんのり明るい白髪染めをさせていただきました。
ヘナもノンジアミンカラーもそしてジアミン入りのカラーでもそれぞれメリット・デメリットが存在します。
出来る限り幅広い選択肢の中からお客様に合った方法を考えますので、もし同じ様にお悩みの方がおられましたら是非1度ご相談くださいね♪
後日、嬉しいメッセージもいただきました♪
頭皮トラブルが無くて何よりです。
こちらこそありがとうございました!またお待ちしております^_^
そして、Aさんはノンジアミンカラーを選択いたしましたが、
その方の状態やご希望によれば『ヘナ』を選択する場合ももちろんあります。
髪や肌に優しい『ヘナ』で綺麗に染めたい!
こちらのお客様は伊丹の方から来てくださる笑顔が素敵なKさんです
ブログの”湯シャン”の記事を見てご来店いただいたお客様からのご紹介でご来店くださいました。
ということでこちらのKさんも湯シャンをしておられます。
少しずつ科学的なもの苦手になってこられ、アレルギーなども少しあるみたいなので、
肌や髪に少しでも優しいものを・・・
ということで色々と調べられた結果、湯シャンやヘナなどを知り、そういったものを試されているみたいなのですが、
そういったナチュラル志向の方に対する理解や知識のある美容師さんがなかなかおられないことで、
悩まれ僕のところまで来ていただきました。
明るくなった髪を『ヘナ』で暗く落ちつかせることはできる?
今回のオーダーは、
- 今までヘアカラーで染めていたのをヘナに変えていきたい。
- 明るくなった髪の毛を暗めに落ち着かせたい。
というご要望でしたが、
Kさんが最初に気にされていたのは、
「オレンジ色に染まるヘナで暗く染めることができるの?」
ということでした。
もちろん”純粋なヘナ”はオレンジ色にしか染まりません。
しかし、ブルーの色素を持つ「インディゴ」と呼ばれる植物を使うことで、
オレンジとブルーは補色と呼ばれる反対の色の関係のため混ぜると打ち消しあい黒っぽい色になります(絵の具と一緒ですね)
ですのでヘナとインディゴの割合を調整することによりブラウンからダークブラウンに近い色に髪の毛を染めることができるのです!
ということで、
まずはBefore、
明るくなった毛先と根元に白い毛がチラチラしている状態です。
ヘナについて色々とお話しをさせてもらいながら、
Kさんのご希望などを聞かせていただくと、
顔周りの白いところはしっかりとカバーされたいと言われましたので、
その顔周りの一部だけ通常の白髪染めを使用させていただくことになりました。
(完全に化学的なものを使いたくないという方にはオススメできません)
それ以外のところは「ハナヘナ 」で、頭皮と髪に優しい毛染めを、
割合としてはインディゴを多めにして毛先の色を落ち着かせながら染めていくことになりました。
ということで、
ペタペタ
ペタペタ
全体的に塗布したら〜
時間をしっかりと置きまして〜
軽くだけシャンプーして、(一部カラー剤も使用してますので)
ばーっと乾かしたら〜
はい!完成です♪
おおー!天然ハーブの力で自然なダークブラウンに落ち着きましたー!(≧∇≦)
髪にとても自然なツヤも出ましたね♪
天然の草であるために、ヘアカラーのように必ずこの程度に染まるということは保証できませんが、
ヘナとインディゴの割合を調整することで、髪の毛の色をある程度コントロールすることは可能です。
しかも、植物の色素で染めますので髪の毛にダメージを与えることもありません。
少しでも髪や頭皮に負担のかからないものを使用したい・・・という方は、
ヘナのメリット・デメリット詳しくご説明させていただきますのでぜひご相談くださいね♪
もちろん化学的なチカラに頼った方がいいと思った場合はお伝えさせていただきます。
「ノンジアミンカラーかヘナがいいのかわからない?」
という方はぜひご相談くださいね。
こちらもご参考に
ではでは。
全国で理美容師向けのアレルギー・ノンジアミンカラーのセミナーも行っています。お気軽にお問い合わせ下さい。
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あっくん★
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