どーもー!
大阪で髪や頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
ジアミンアレルギーになってしまうと、普通のアルカリカラーを使用することは出来なくなってしまいます。
そうした場合に、『パラフェニレンジアミン』の含まれていないヘアカラーを使用することになるのですが、
基本的には、
- 染まりが悪い
- 色持ちが悪い
などといったデメリットがあります。
髪や頭皮に優しいヘアカラーを使用したい、アレルギーが出ないヘアカラーを使用したい、とはみなさん思っていると思いますが、
やはり1番は出来る限りしっかりと染まってほしい!(特に白髪)と思っていますよね。
〔もくじ〕
カラートリートメントからノンジアミン酸化染料に
今回のお客様はジアミンアレルギーになられてから、カラートリートメント(HC塩基性染料)で染めていました。
ジアミンアレルギーになってしまってからは、どうしたら白髪を染めれるの?と悩まれていたので、
かぶれや湿疹といった症状の出なかったノンジアミンカラーと出会えたことでとても喜ばれていたのですが、
やはり数ヶ月経ってしまうと結構色落ちしてしまいます。
まずは Before
前回のご来店から4カ月ほど経っていました。
白髪はそこまで多くない方ですので、ぱっと見はあまり目立っていませんが、
つむじの辺りや、
こめかみの辺りや内側に白い毛が伸びているのと、前回染めたところも色落ちしているのがわかります。
染めれるだけでも喜んでいらっしゃいましたが、より白髪に色が入り、長持ちするする方がいいと思いますので、
前の時から、別のノンジアミンカラーをご説明していました。
それが、
『ノンジアミン酸化染料』
「ジアミン類」または「パラフェニレンジアミン」が含まれていない酸化染料となり、
染まる仕組みは通常のアルカリカラー同じで、
小さな染料が髪の毛の内部に入り、それが毛髪内部で重合し発色するために、よく染まり、色も長持ちするというものです。
ヘアマニキュアやカラートリートメントは毛髪の表面にしか付着してないので染まりも色落ちも少し悪めです。
今回はきちんとパッチテストも済ませ準備完了。
なんともなかったとのことでしたので、ノンジアミン酸化染料を加えたノンジアミンカラーで染めていきたいと思います。
- 毛量 普通
- ゆるい癖あり
- 内側に白髪あり
施術工程
今の髪明るさは気に入ってるということなので、
新しく伸びてきてる根元の黒髪は明るく、白髪は染めつつ、
毛先はあまり暗くならないように褪色した色味を補充しながら染めていきたいと思います。
「ノンジアミン酸化染料」と「HC塩基性染料」を独自の割合でミックスしつつ、
アレルギーリスクを減らしながら、明るくしながらも、白髪も染まるノンジアミンカラーです。
仕上がり After
おおー! ノンジアミンでも暗くなり過ぎずに綺麗な髪色になりました!(≧∇≦)
気になるつむじやこめかみの辺りの白髪も、
明るくなりながらもしっかりと染まりましたね♪
色持ちもこれまでよりよくなると思いますのでまた様子を見てみてください。
そして今回のやり方でアレルギー反応が出ないのであれば、HC塩基性染料の割合を減らしていくことで、よりよく染まるヘアカラーを楽しむことも出来ます。
この辺りの今後のプランは、次回のご来店の際にもお話ししながら考えていきましょう。
いつもご来店ありがとうございます。
ではでは。
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あっくん★
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