どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
寒くなる冬、冷え性の人にとっては、ユニクロの「ヒートテック」が必需品という方は多いのではないでしょうか?
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お手軽で薄くて暖かいと人気のヒートテックですが、
ヒートテックを着ると肌荒れを起こしたり、かゆみが出たりと肌トラブルを起こしてしまったというお話を聴きします。
そこで今回はヒートテックによる肌荒れの原因について書いていきたいと思います。
〔もくじ〕
ヒートテックで肌荒れ!?肌トラブルが起こる原因とは?
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薄くて暖かいヒートテックで何故肌荒れやかゆみが起こってしまうのでしょうか?
普通の肌着との違いは?
そもそもどういった素材や原理で暖かくなっているのでしょうか?
ヒートテックの暖かさの理由からその原因を見ていきたいと思います。
ヒートテックを着るとかゆくなってしまう原因
ヒートテックは、肌から発生する水蒸気をキャッチして摩擦し、
発熱させる「吸湿発熱」という構造をしています。
この「吸湿発熱」という言葉はヒートテック(その類似品かも)に書かれていたりします。
この吸湿発熱というのは、“汗をかくことで暖かくなる”という事です。
ヒートテックに限らず、繊維には多かれ少なかれ吸湿発熱の効果がありますが、
ヒートテックは特にその作用が強い化学繊維を組み合わせて作られているのです。
原因① 使われている化学繊維
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ヒートテックは、
- 吸湿発熱性に優れた「レーヨン」
- 速乾性の高い「ポリエステル」
- 保温効果のある「アクリル」
- ストレッチ性をだす「ポリウレタン」
の4つの素材で出来ています。
それぞれの素材を組み合わせることでより暖かく、生地も強くなりますがこの4つの素材は全て化学繊維になり、
化学繊維は肌と摩擦されると静電気を起こしやすい物質なので、
肌が弱い人はその刺激でかぶれてしまう可能性があります。
原因② 吸湿による肌の乾燥
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そして汗をかくことで暖かくなる「吸湿発熱」という効果は、
“暖かくするためには肌の水分が必要“だという事です。
つまり、暖かくするために身体の必要以上の水分を吸いとってしまう!という事が考えられます。
そもそも冬は、皮脂の分泌量が最も少なくなり、肌が本来持っている保護機能が低下する時期です。
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そんなただでさえ乾燥しやすい時期に肌の水分を奪うヒートテックを着てしまうと、
ヒートテックによって更に乾燥が進み、肌トラブルやかゆみの原因になるのは明らかです。
原因③ 発熱により汗であせもに
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ヒートテックは発熱のため水分(汗)を吸収しますが、素材による水分の吸収量には限界があります。
運動や寒暖差で急激な汗をかくと、吸収しきれなかった水分は肌にとどまったまま蒸れてしまいやすいのです。
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ヒートテックは速乾性に優れていても、吸水性が良いとは言えないので、蒸れた状態が長く続くことになり、
それがあせもの原因になり、かゆみに繋がってしまいます。
汗っかきの方は特に蒸れやすくなるので要注意です。
ヒートテックの肌トラブルまとめ
ユニクロの人気商品で誰もが1着は持っていそうなヒートテックなので、まさかかゆみの原因になってるなんて、、、と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、上記に挙げた原因で、ヒートテックは寒い季節でも身体を温めてくれると共に、肌トラブルを起こしてしまいやすい特徴があります。
普段から乾燥肌でお悩みの方はヒートテックは避けた方が無難かもしれません。
特にアトピー体質の人は乾燥による痒みを強めてしまい症状が悪化してしまう可能性がありますので注意が必要です。
後は、小さなお子さんなども着せてあげたくなると思いますが、
子どもは大人よりも肌が弱いです。
そして体温の調整がうまくできないので、少しでも暑いと大量の汗をかいてしまいます。
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大人以上にかゆみが出やすいので、出来れば小さなお子さんには着せない方がいいでしょう。
おすすめの肌着
静電気や摩擦、乾燥から肌を守るには、天然繊維でできたインナーが肌に良いとされています。
乾燥肌やアトピーの人に大切なのは、できるだけ肌を刺激しない、綿、ウール、シルクなどの天然繊維がオススメです。
それでもやはり寒いのでヒートテックは着たいという方は、
綿などの肌着の上から重ねて着るようにしましょう。ゆったりとしたサイズではなくピタッとジャストサイズを着られる方が保温性は上がります。
後は普段の肌の保湿ケアを入念にするなどの対策をして、寒い季節から肌を守ってあげてくださいね。
ではでは。
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