どーもー!
大阪でノンジアミンカラーを得意とし、研究と発信を続けている美容師のあっくんです♪
このブログを読まれているという事は、ほとんどの方が、
「ヘアカラーをしている最中に頭皮にかゆみを感じた」
「調べてみると何やら『ジアミン』というものが良くないらしい」
「ジアミンアレルギーの人でも染めることのできる『ノンジアミンカラー』というものがあるらしい」
「頭皮に優しいヘアカラーが出来る美容室または美容師さんを探している!」
といった様なお悩みをもたれているのではないかと思います。
そんな方の為に、アレルギーやノンジアミンカラーに詳しく、
毎日の様にヘアカラーかぶれでお悩みのお客様を担当し、美容メーカーとノンジアミンカラーを開発したり、全国の理美容師さんにノンジアミンカラーのセミナーも行っている僕が、
一部の理美容師さんや、一般の方が知らなかったり、勘違いしている事も多い、
ヘアカラーで起こるかぶれやノンジアミンカラー についての正しい情報をお伝えしていきたいと思います!
〔もくじ〕
ヘアカラーでの”かぶれ”とは?
ヘアカラーをしている時、した後などに痒みが出たり頭皮がかぶれてしまう方がいらっしゃいます。
滲みたりするとすぐに「アレルギーだ!」と思いがちですが、実際にはアレルギーでは無い場合もありますので、
混合しがちなヘアカラーによる皮膚炎(かぶれ)について解説していきます。
ヘアカラーによる皮膚炎の種類は大きく2種類にわかれます。
①刺激性接触皮膚炎
②アレルギー性接触皮膚炎
①「刺激性接触皮膚炎」とは、
皮膚が敏感な人や、皮膚に傷があったり、バリア機能が弱っている時に接触した物質によって赤み・痛みなどを引き起こす皮膚炎(かぶれ)で、誰にでも起こりうる症状です。
原因は”刺激性の強い物質”によって起こるもので、頭皮が乾燥していたり、長時間付着していると誰でもかぶれる可能性があります。
②「アレルギー性皮膚炎」とは、
皮膚と接触した原因物質(アレルゲン)から身体を守るために免疫が過剰に反応し、特定の成分に対してアレルギーになった人だけに赤み・痛みなどの症状を起こす皮膚炎のこと。
花粉症の様にアレルギーでない方にとっては何ともない物質(スギ花粉など)が原因となって、体内からの反応でかぶれます。触れていない箇所にもかぶれたり、痒みが出たりする特徴があります。
さらに詳しく解説させていただくと、
②の「アレルギー性皮膚炎」は遅延型と即時型の2種類に分かれます。
遅延型:ヘアカラー施術後6時間後〜12時間くらいでかゆみを感じ、赤み・腫れ・ブツブツなど皮膚炎症状が出て、48時間後に最も症状が重くなる。
アレルゲンが触れたその時ではなく、後から遅れて出てくるアレルギー特有の症状です。
即時型:かぶれに気づかずや我慢しながら使用を続けるなどすると、まれにヘアカラーの最中や直後に「アナフィラキシーショック(呼吸困難、血圧低下による意識障害、全身蕁麻疹など)が突然起こる状態。
アレルギー反応で最も恐ろしい症状です。この症状が出てしまう前に早く対処しないといけません。
ヘアカラーをするとかぶれる、痒みが出るという方は、まずご自身がどの症状に近いのか確認してみてください。
刺激性によるかぶれとアレルギー性によるかぶれとでは対処法が変わってきます。
もちろん判断が難しい時はアレルギーなどについてきちんと勉強されている理美容師さん、もしくは皮膚科の先生などにご相談してみてください。
ジアミンアレルギーについてさらに知りたい方はこちらにめちゃくちゃ詳しく書いていますのでぜひご参照ください。
・ヘアカラーのかぶれは2種類ある。
①強い刺激物による「刺激性のかぶれ」
“刺激物が原因で起こる反応”で触れた箇所が触れている時にかぶれる、かゆくなる。
②アレルギー物質による「アレルギー性のかぶれ」
アレルギーになってしまった人にしか起こらない。”身体が起こす反応”で後から遅れて症状が出たり、触れていないところにも出る。
ノンジアミンカラーの種類と定義とは?
それではヘアカラーやノンジアミンカラーについて解説していきますが、
実はひと口に「ノンジアミンカラー」と言っても色々とあります。
名称は同じ「ノンジアミンカラー」でも美容室によって扱っている種類やメーカーも違います。
美容メーカーから「ノンジアミンカラー」と名乗るカラー剤も発売していますし、
ヘアマニキュアやヘナなんかも「ノン・ジアミンカラー」になります。
このように、これだけのカラー剤の種類があるのですが、”ジアミンと呼ばれる酸化染料”が入っているものは、酸化染毛剤(アルカリカラー)と呼ばれ、
一般的なおしゃれ染め(ファッションカラー)や白髪染め(グレイカラー)と呼ばれるヘアカラーに必ずと言っていいほど含まれています。
ジアミンについて
つまり『ジアミン』とはヘアカラーの”染料“の事です。
ジアミン染料にも種類があり1番代表的な成分が「パラフェニレンジアミン(PPD)」になります。
ヘアカラーにおけるベースの色となる、黒や茶色などの濃い色を少ない色素で出すことができ、
いくつか混ぜ合わせることでさまざまな色を簡単に作れ、早く染まり色持ちが良いなどの理由から、現在のヘアカラーにおいて無くてはならない存在です。
とくに日本人含むアジアの人にとっては濃く黒く染めることは大切になるので(特に白髪染め)、今のところ『ジアミン』は欠かせない成分です。
ただしこの「パラフェニレンジアミン」はアレルギー性が高いといわれています。
つまりは『ジアミン』と呼ばれる成分は、通常のヘアカラー(アルカリカラー)に含まれる「染料」のことになりますので、
逆に考えると通常のヘアカラー以外の毛染めはノンジアミンであるとも言えます。
『ノンジアミンカラーの注意点』
つまり、『ジアミン染料』が入っていないものであればどんなカラー剤でも、”ノン・ジアミン” になるので、「ノンジアミンカラー」と名乗れるわけです。
それを踏まえ、
僕であれば、お客様の要望と症状、
- 明るくしたい
- 暗くしたい
- 地肌から染めたい
- 地肌に付けたくない
- 色を楽しみたい
- 白髪を染めたい
- かゆくなる
- アレルギーがある
- 化学染料を使用したくない・・・
などと、
これまでに
- どんなカラー剤を使用して
- どのような症状が出たか
などを、
しっかりとお聞きした上で、その方に合わせたベストだと思うカラー剤や施術方法を数ある中からチョイスさせていただきますので、
かゆくなったり、アレルギーが出る人は、
「”このノンジアミンのカラー剤”を使えば誰でもオールオッケー♪」
っていうものでは無いのです。
ですのでアレルギーの問題だけでなく希望の髪色に近づけるように、どのノンジアミンカラーを選ぶのかも重要になってきます。
さらに『ノンジアミンカラー 』ならアレルギーがあるすべての方に使用できるというわけでもありません。
例えば、『ヘナ』は天然の草からとれる染料で安全なものと思われる方も多いですが、”植物アレルギー”のある方はアレルギーを発症してしまう可能性があります。
『インディゴ』であればマメ科の植物なので蕎麦アレルギーやピーナッツアレルギーなどがある方は避けるべきでしょう。
またヘアマニキュアやカラートリートメントには、ジアミン染料は使われていませんが、また別の化学染料や化学物質が入っています。
それらは低刺激と言われていますし、アレルギーを起こす可能性は低いものではありますが、
敏感な人であればジアミン以外の物質でもアレルギー反応を起こす可能性があります。
ジアミンが入っていないタイプのものであれば、確かにジアミンによるアレルギーは起こりませんが、
ヘナやヘアマニキュアでさえ、アレルギー反応を起こす可能性がゼロということではないうことを知っておいてください。
ノンジアミンカラーはパッチテストの義務はありませんが(一部は必要)、リスクがゼロのヘアカラーないと知った上で、
不安な方は毛染めをするときは必ずパッチテストをしておきましょう。
アレルギーの方にはカラー剤選びだけでなく、染めてくれる美容師さん選びも大切!
そしてヘアカラーでかぶれてしまう方が、1番大切なのは、
『ノンジアミンカラー』を選ぶことではなく、
ヘアカラーアレルギーへの正しい知識と経験をお持ちの”美容師さん選び”です。
元SMAPの中居くんもジアミンアレルギーで有名ですが、美容師さんのミスにより顔が腫れてしまった事があります。
素人判断でカラー剤を選んだり、間違った知識を持っている美容師さんに相談したりしてしまうと重大な事故に繋がってしまう可能性もあります。
そして、「ノンジアミンカラー」を使えばアレルギー反応が出ないと思っている方(美容師さんも)要注意です!
例えば、ただカラー剤を変えるだけで無く、
染める時に使用する、カップやハケ、手袋にクロス、耳キャップなどなど使用する道具類
触れる可能性があるものは全てノンジアミンカラー専用に用意してくれる美容師(美容室)さんでなければいけません。
敏感な方であれば残っていた微量のジアミン染料にも反応してしまう方もいらっしゃるからです。
もし、本当はアレルギー反応の起こらないヘアカラーを使用したのに、
道具や気遣いができない美容師さんのせいで、かぶれてしまったとなると大変な事です。
アレルギーの方は、担当してもらう美容師さんきちんとカウンセリングをしてもらい、アレルギーリスクの無いカラー剤を選んでくれているか十分に納得した上で、使用してる道具まできちんと分けられているか確認しておきましょう。
アレルギー体質や皮膚の状態、ご希望の髪色はそれぞれ違います。
あなたに合った対応策をとってあげることが大事です。
このブログにはこれまで僕が対応してきた様々なお悩みの方の施術例(BeforeAfter)を載せています。
その一部をご紹介いたします。
ノンジアミンカラーの施術例
まずノンジアミンカラーをご希望ということでご来店されたお客様によくお伝えするのは、
先にも書いた様に、”ジアミンアレルギーだから”といって1種類の「ノンジアミンカラー」で対応させてもらっているわけでなく、
お客様のアレルギーの症状やご希望の色や明るさなどをしっかりとお聞きした上で、ご希望に近くなるノンジアミンカラーを選ばせていただいております。
この数ある中のノンジアミンカラーを選択し、使用する為に、ノンジアミンカラーだと、「白髪を染めれない」「真っ黒しかできない」「明るくできない」「根元から染めれない」などといったデメリットはございません。(そのデメリットの無いカラー剤から選ばせていただきます)
ケース①白髪の多い方
こちらのジアミンアレルギーのお客様は、白髪率多めで根元も約2cmほど伸びています。
以前に染められたカラートリートメントも色落ちしてきていまして、白髪が目立っている状態です。
こちらのお客様を、”しっかりと根元から白髪を染めれるノンジアミンカラー”で染めされていただくと、
この様に根元から白髪が綺麗に染まりました♪
詳しくはこちら
ケース② 明るい白髪染め
こちらのお客様は、ヘアカラーのたびに頭皮が痒くなり、こんな辛い症状が出るのをずっと我慢するのは、頭皮や身体にも悪そうだし、
こんな思いをするくらいなら、
いっそうのこと白髪染めを辞めてグレイヘアにしようかと思われていました。
しかし、安全に染めれるノンジアミンカラーに出会え、染めても痒みが出ないことがわかると、これまでと同じようにヘアカラーをし続けたいと思ってもらえました♪
詳しくはこちら
ケース③ オシャレ染め
こちらのお客様は、お若いので白髪はまだ無いのですが、ずっとヘアカラーを楽しんでこられていたところ、突然頭皮の痒みを感じる様になり、ノンジアミンカラーに移行されました。
若い方はジアミンアレルギーになりにくいのですが、もちろん可能性は誰にでもあります。
今回は根元が伸びてきても目立ちにくいアッシュ系のグラデーションカラーにさせていただきました。
ノンジアミンカラーでも普通のカラーと同じ様に、アッシュやグラデーションカラーを楽しむ事も可能です♪
詳しくはこちら
今回はタイプの違うお悩みを思ったが③タイプのお客様のノンジアミンカラーをご紹介させていただきましたが、
ヘアカラーのお悩みやご希望の色は様々です。
この他にもブログには沢山のBeforeAfterを投稿していますので、あなたのお悩みに近い方もいらっしゃるかもしれません。ぜひ探してみてください。
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ノンジアミンカラーのよくある質問
これまでにノンジアミンカラーでのお問い合わせや、実際にご来店されたお客様からよくいただくご質問内容をまとめてみました。
Q1 ノンジアミンカラーって普通のカラーと何が違うんですか?
A 一言で言うと「ジアミン」という染料が入っていないヘアカラーです。
「ジアミン」とは、カラー剤に配合されている染料の種類のことで、この「ジアミン」があることにより、色々な色味を表現できたり、特に黒〜茶色の発色に優れますので、白髪染めなどに配合されています。
ただしこの「ジアミン」はアレルギー性が高い為に、アレルギー反応を起こす方がいらっしゃいます。
その為にジアミンアレルギーの方が髪の毛を染めたいとなると、ジアミンを含まないヘアカラー「ノンジアミンカラー」を使用する必要があります。
Q2 ノンジアミンカラーでも痒くなる事はありますか?
A ノンジアミンカラーにはアレルギーの原因になる「ジアミン」は入っていませんが、
その他の染料や、髪を明るくする場合であれば「アルカリ剤」と「過酸化水素」などは含まれています。
敏感な方ですとジアミン以外の成分にアレルギー反応を起こす方もいらっしゃいますし、
アルカリ剤と過酸化水素によるブリーチ作用による痒みを感じる方もいらっしゃいます。
気になる方は事前に、カウンセリングとパッチテストをされることをオススメしております。
Q3 ノンジアミンカラーだと髪の毛は傷みにくいんですか?
A ノンジアミンカラーの種類にもよりますが、髪の毛を明るくしながら染める場合には少なからずブリーチ作用が発生いたしますので、ダメージが無いわけではありません。
ただし、アルカリ剤なども優しい処方になっていたり、髪の毛の内部で発色するジアミン染料と違い髪の毛の外側に染まるタイプの多いノンジアミンカラーは比較的髪の毛が傷みにくくなっております。
髪の毛を明るくしないで染めるタイプのノンジアミンカラーを使用されるのであれば髪の毛のダメージはほとんどありません。
Q4 オーガニックカラーとノンジアミンカラーは違うのですか?
A オーガニックカラーというものの基準が日本では決まっておりませんので、オーガニックエキスを微量に配合しただけのものから、海外のオーガニック認証を取得したものまで様々です。
ただし共通するのは、髪の毛や頭皮の刺激などを抑えた優しいヘアカラーとなっています。その為、髪の毛へのダメージが少なかったり、頭皮に塗布した時に刺激が少なくはなっていますが、基本的に「ジアミン」は配合されています。
その為ジアミンアレルギーの方はオーガニックカラーでもかぶれてしまいますので間違えて使用しない様にしましょう。
オーガニックカラーはまだアレルギーなどが発症していないけれども、髪の毛や頭皮の事をいたわってあげたい方にオススメです。
Q5 ノンジアミンカラーで白髪も染まりますか?
A 白髪も染めることは可能です。実際にノンジアミンカラーご希望の方はほとんどが白髪染めをご希望です。
白髪の量やアレルギーの程度によって使用させていただくノンジアミンカラーの種類は変わりますが、
根元からしっかりと濃いめの黒で染めたり、ナチュラルなブラウンなど幅広く取り揃えております。
ただし、アレルギー性の強い方の場合には根元から塗布出来なかったり、濃く染まるタイプが使用できなかったりしますので、まずはカウンセリングにてご相談ください。
Q6 ノンジアミンカラーで明るい白髪染めはできますか?
A ノンジアミンカラーでも明るい白髪染めも可能です。
ただし、普通のヘアカラーでも同じですが、明るい色にすればするほど白髪の染まり自体は悪くなります。
白髪がしっかりと染まる程度で明るくするのか、出来る限り明るめにして白髪が目立たなく様にするのか、
ヘアスタイルやお客様の雰囲気やライフスタイルと合わせてご相談させていただきます。
Q7 ノンジアミンカラーでオシャレ染めはできますか?
A まれに若い方でもジアミンアレルギーを発症してしまう方がいらっしゃいますので、オシャレ染めとしてカラーリングできるノンジアミンカラーも取り揃えております。
色味もアッシュやベージュ、レッドやオレンジなど幅広く取り揃えておりますので、これまでヘアカラーで楽しんでこられた色味と近い雰囲気で楽しんでいただけると思います。
ただしジアミンを含まないために通常のヘアカラーより少し色落ちが早い場合があります。
Q8 ノンジアミンカラーでメッシュやハイライトなどはできるの?
A メッシュやハイライト、グラデーションカラーなどでよく使用する「ブリーチ」や「ライトナー」と呼ばれる脱色剤は基本的にジアミン染料を含みませんので、メッシュやハイライトなどはこれまでと同じ様に楽しむことができます。
もちろんブリーチしただけでなく、明るくなった髪にノンジアミンで色を入れる事も可能です。
Q9 ノンジアミンカラーは色持ちが悪いのですか?
A ジアミン染料はとても色持ちのしやすい成分ですので、ジアミンの含まないノンジアミンカラーは基本的に色落ちが早いものとなります。
使用するタイプのノンジアミンカラーやお客様の髪色、白髪量などにもよりますが、色持ちは3〜4週間ほどを目安にお伝えさせていただいております。
通常のヘアカラーと違って徐々に色が抜けていくのはデメリットではありますが、透明感のある色合いで自然に褪色していくために分け目などの伸びた白髪の境目がハッキリと出にくく、これまでの白髪染めより伸びてきたのが気になりにくくなったと言ってもらえる事もあります。
なお、染めてから3日間くらいは多少の色落ちがあるタイプのノンジアミンカラーもあります。
染めたて数日間は真っ白なタオルは避けて、汚れの目立ちにくいものを使ってください。
枕カバーに色が付くこともありますので、タオルを敷くなどの対策をお願いします。(もし色が付いても通常の洗濯洗剤で簡単に落ちます)
Q10 市販のヘアマニキュアやカラートリートメントとは違うのですか?
A ざっくりとした成分的には、市販のヘアマニキュアやカラートリートメントにもジアミンは含まれませんのでジアミンアレルギーの方でも使用する事は可能です。
ただほとんどの方が市販のタイプであれば白髪の染まりが悪い、一度で全然染まらない、すぐに色落ちした、全体が暗くなり過ぎた、などの染まりや色味の不満を申し上げられます。
原因としては、市販品は洗面台やお風呂を汚さない程度に薄めの濃度になっております。そして素人の染め方ではうまく染めれないといった理由もあります。
サロン専用のノンジアミンカラーであれば高濃度かつプロの塗布方法や加温機、さらに美容師にしか扱えない薬剤を混ぜる事により、市販のものより良く染まる様にしたり、明るく染める様にしたりなどが可能になっています。
市販で売られているヘアマニキュアやカラートリートメントの使用とは全く違う染まり具合や色持ちになっていますので、ぜひ体験してみてください。
Q11 ノンジアミンカラーでもパッチテストは必要ですか?
A 通常の酸化染料(ジアミンなど)を含むヘアカラーはパッチテストが必要となっておりますが、
酸化染料を含まないノンジアミンカラーはパッチテストをしないといけないという義務はございません。
ただし、ノンジアミンカラーだとアレルギーが出ないという事ではありませんので、アレルギー体質の方、かぶれや刺激が気になる方には、施術の2日前にパッチテストを受けることをオススメします。
これまで問題なくヘアカラーを使っていた方でも、ある日突然、ヘアカラーの染料によるアレルギー反応を起こすことがありますのでパッチテストはしておく方がよいでしょう。
Q12 アレルギーがなくてもノンジアミンカラーの方が良いですか?
A ノンジアミンカラーは、ジアミンかぶれで困っている方だけでなく、今はアレルギーではないけどもこれから長い期間安全にヘアカラーを楽しんでいきたいという方にもオススメです。
ジアミンを含むヘアカラーをずっと染め続けているとジアミンアレルギーになる可能性は高まります。
その為に早めにノンジアミンカラーに切り替えることでアレルギー予防をする事ができます。
ただこれまでアルカリカラーをされていると、色落ちが早いなどのデメリットを感じる方もいらっしゃいます。
その場合であれば、
ジアミン染料の少ない低ジアミンカラーや、ジアミンで染める日、ノンジアミンカラーで染める日などを交互にしたりなどする事で、完全にノンジアミンカラーに切り替えるわけではなくとも予防する事はできます。
最近ではあえてノンジアミンカラーを選択される方も多くなってきていますので、仕上がりイメージや優先順位なども踏まえてご提案させていただきますので、ぜひご相談ください。
ノンジアミンカラー まとめ
今回はノンジアミンカラーについて詳しく解説ささていただきました。
要点をまとめておきますと、
- ヘアカラーのかぶれは2種類「刺激性かぶれ」と「アレルギー性かぶれ」がある
- ノンジアミンカラーはジアミンアレルギーの方でも染める事ができる
- ノンジアミンカラーもたくさんの種類がある
- ノンジアミンカラーをうまく使いこなせればこれまでのヘアカラーと同じ様に楽しむことができる
- ノンジアミンカラーは薬剤も大切だがそれを使う美容師さんの知識も重要
という事になります。
そして大切なのはノンジアミンカラーであろうがなかろうが、
塗布をされている時にちょっとでも痒みや痛みなどの違和感があった場合は美容師さんに伝え使用を中止してください。
早めの対処、適切な対処が出来れていれば、重大なトラブルにはなりにくいのです。
ノンジアミンカラーを使用するとどんなアレルギーの人でも絶対に安心・安全!というものではないので気をつけてくださいね!
最後にCMです
ヘアカラーアレルギーの方への対応実績が認められムーランエムーランからノンジアミンタイプのトリートメントカラー『NODIA(ノジア)』をプロデュースさせていただきました。
ではでは。
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