どーもー！
髪と頭皮のことを意識に考える美容師あっくんです。
これまでに「ヘナ」については色々と書いてきましたが、
まだまだ一般の方への認知、扱ったことのない理美容師さんなど体験したことの無い方も多いと思います。
その中で質の悪いヘナが存在したり、間違った情報などが広がっていることもありますので今回少し説明していきたいと思います。
〔もくじ〕
「ヘナって質が悪くて使用禁止になってたよね？」
こんな風な話が広がってると聞いたことがありますが、先に言いますと、
使用禁止には一度もなっていません。
この話の元は２００７年に大手へナメーカー数社が、化粧品登録のヘナに配合してはいけないものも混入させて 販売していた経緯からのものです。
ヘナは元々頭皮の弱い方や化学物質にアレルギーを示す方などの愛用品されてきたのですが、ヘナ人気が高まってくるにつれ、そこに目をつけた悪どいメーカーがインドから質の悪いヘナを輸入したり、化学染料などを配合したヘナなどを販売し始めたために、
「ヘナだからと安心」と購入し使われた方がかぶれてしまったりアレルギー反応が出たりという事例が全国各地で広がり、被害や苦情が『国民生活センター』に集まり、
『国民生活センター』が様々なヘナを回収調査したらヘナに薬品が混ざっていたものが多数存在した。という流れからきています。
その回収騒動の結果、
「ヘナが使用禁止になった！」
という間違った情報になって広まってしまったと考えられます。
これに限った話ではないですが、大手・人気・流行ってるメーカーだからといって完全に信用するのは危険かもしれません。
先日のオーガニック騒動もありましたしw
安全に使用できるとなると天然100%の『ヘナ』を使用することが1番なのですが、
インドから輸入してくる草だけに、どんな物が混ぜられてしまっているのかわかりません(´Д` )
カサ増しのために、茎や根(葉にしか色素は含まれていません)、他の草、古いヘナ、土、ゴミ、虫の死骸、家畜の排泄物など・・・
天然100%を名乗りながらも、品質の悪いヘナが世の中には出回っていると聞きます。
「お客様の髪や頭皮に直接塗布するモノは信頼のおけるモノを使いたい…」
そういう気持ちからうちでは日本の美容師さんが作った工場で作られたヘナ、信頼できる『ハナヘナ』を使用させていただいています。
もし他に本当に信頼のおけるヘナがあるのであればそちらでも良いと思っています。
質の良いヘナ・悪いヘナの簡単な見分け方
質が悪かったり、ジアミン入りのヘナであるかもしれないヘナを見分ける簡単な方法があります。
2001年4月からヘナは、植物で初めて化粧品として認可が下りました。(インディゴは2008年6月から）
現在日本には、「化粧品登録」されたヘナと、「雑貨扱い」で輸入されたヘナの2種類があります。(2001年まではすべて雑貨扱い)
巷の雑貨屋、アジアンショップや健康グッズなどで扱っている「雑貨扱い」のヘナにはジアミンなどの化学染料や他の草などが含まれていたりします。
「雑貨扱い」で輸入しているため審査は緩く色んなものが混入していても大丈夫なのです。
一見ナチュラルヘナに見える物でも、妙に染まりの良い物はジアミン(酸化染料)が含まれていたりします。
一方、髪や肌に使用する目的の「化粧品登録」として輸入してくるヘナには一定の審査が入りますのでジアミンが混入している可能性はほぼ無いです。
輸入後、日本で化学染料を混ぜている商品もあるのですべてを判断するのは難しいですし、
パッケージだけではなかなか雑貨ヘナか化粧品ヘナかを判断するのは難しいとおもいますが「製造販売元」などがしっかりと書かれているものは化粧品登録をされたものだと思います。
ジアミン入りであれば「医薬部外品」扱いになりますので確認してみてください
（ややこしいですが塩基性染料・HC染料は化粧品登録可です）
国からの指導が入った現在はあきらかに騙して売ろうとしているメーカーは減っていると思いますが、
(ジアミン入りのものはキチンとケミカルヘナと書いてあるものは増えた)
美容室や化粧品販売をしているお店ではなく、
雑貨屋さんなどに売っているヘナに関しては品質になんの保証もありませんので絶対に使用しないでくださいね！
ではでは。
あっくん★
最新記事 by あっくん★ (全て見る)
- 髪質改善成分『グリオキシル酸』に腎障害を引き起こすリスク有り - 2024年4月12日
- 髪と肌に大切な「セラミド」その効果と理由は？ - 2024年3月31日
- 『閲覧注意』人気TikTokerがヘアカラー(ブリーチ)アレルギー発症！ - 2024年3月15日
あっくん★
