どーもー!
大阪で髪や頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
今回のお客様はジアミンアレルギーになってしまい、ヘアカラーが出来なくなってしまわれたお客様です。
ジアミン染料(酸化染料)入りのアルカリカラーを使った時に、
目の周りがパンパンに腫れてしまうことを経験され、もう普通の毛染めは怖くて使用出来ない。
でもこのまま白髪をほったらかしにすることは出来ない。。
ということでなんとか染める方法は無いのかとご相談に来てくださいました。
〔もくじ〕
ノンジアミンカラーで明るい白髪染め
事前にさせていただいたパッチテストでは、
ジアミンアレルギーの方への1番の原因物質『パラフェニレンジアミン』の入っていないノンジアミン酸化染料なども試させていただきましたが、
そちらには反応が見られましたので、使用出来ないことがわかりました。
ですので完全に(ジアミン)酸化染料を使用しない、
『塩基性HC染料』ベースのヘアカラーで染めさせていただくことになりました。
まずは Before
これまでは少し明るめの白髪染めで染められいたようで、出来ればあまり暗くしたくないのがご希望です。
顔周りの内側は白い毛が多くあるのがわかります。
明るさを保ちつつ、白髪もしっかりと染まるノンジアミンカラーをチョイスする必要があります。
- 毛量 普通
- 癖なし(毛先パーマ)
- 顔周りに固まった白髪あり
施術工程
酸化染料が使えないお客様ですので、
塩基性HC染料をベースとしたノンジアミンカラーで染めていきたいと思います。
使用するのはもちろん、「NODIA(ノジア)カラー」
僕がプロデュースしたノンジアミンカラーです♪
このノジアは染料濃度にこだわり、白髪を出来る限りカバーしつつ、アルカリカラーの様に明るさもコントロールしやすいように開発されました。
こちらのノジアのブラウンを髪色に合わせて調合し、
時間差で根元〜毛先と塗布していきます。
仕上がり After
おおー!ノンジアミンでも明るさをキープしながら綺麗な色になったー!(≧∇≦)
内側の白髪のところも、、
しっかりと染まりましたね♪
色持ちはアルカリカラーほどではありませんが、月1ペースで染めていただく分には問題ない程度には染まります。
ジアミンが使えずに、染める方法が見つからないと思っていた方にとっては、とても頼もしい存在になるのではないかと思います。
ヘアカラーでのかゆみやアレルギー、明るい白髪染めなどを諦めてしまっていた方はぜひ一度ご相談ください。
あなたの体質や髪質、ご希望に合わせたヘアカラー、方法があるかもしれません。
ではでは。
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あっくん★
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『ジアミンアレルギー』と一言で言われていても、アレルギー症状は人それぞれです。
『花粉症』と言われても、原因がスギやヒノキなどいくつかあったり、敏感な方は花粉以外のPM2.5や黄砂なんかにも反応される方もいらっしゃるように、
ジアミン染料、酸化染料にもいくつか種類がありどの物質に反応を示しているのかは人それぞれになります。(染料以外の物質の可能性もあります)
お客様自身のアレルギーの原因がどれにあるのかを出来る限り絞る事で、アレルギーであっても使えるヘアカラー剤の選択肢を増やすことも出来ます。