ヘアカラーの発がん性は実は低い!?ジアミン染料の危険性を調べてみた

 

どーもー!

髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。

 

「ヘアカラーは発がん性物質が含まれているので危険!」

そんな事を皆さん一度は見たり聞いたりした事があるのではないでしょうか?

 

実際にネットで【ヘアカラー 発がん性】などで調べると、

「毒性は農薬の約140倍!」

「環境ホルモンにより、女性は乳ガン細胞を増殖させます。男性は精子が減少し、インポテンツになる恐れあり!」

「髪を覚めている女性はガンの1種であるリンパ腫にかかる危険性が50%増す」

「2011年EU諸国では発がん性の危惧からパラフェニレンジアミン(PPDA)の使用が禁止された」

なんて怖い事が書かれている記事がたくさん出てきます。

 

ヘアカラーをする事は身体にとって良いことだ!なんて思っている人はいないとは思いますが、

あまり怖い事が書かれていると染めるのをためらってしまう事はあると思います。

 

しかし、今回珍しくヘアカラーにとってポジティブなニュースを見つけました!

 

ヘアカラーはほとんどのがん発症と関連なし

永久染毛剤(ヘアカラー)の使用とがんリスクの関係を検討した結果が9月2日、「BMJ」オンラインに掲載された。

米国看護師研究に参加した女性11万7200人の36年間追跡調査から、永久染毛剤の使用とがんの発生状況の関連を調査。永久染毛剤の使用状況、持続時間、使用頻度、およびintegral use(持続時間と頻度から計算された累積使用量)および永久染毛剤の使用歴のデータを収集した。Cox比例ハザードモデルを用いて、年齢、多変量修正ハザード比および95%信頼区間を推定、永久染毛剤の使用と全がんおよび特定のがんリスク、およびがん関連死リスクとの関連を評価した。

その結果、永久染毛剤常用は、非黒色腫皮膚がんを除く固形がんまたは造血器がん全般のリスクの有意な増加と関連しなかった。皮膚扁平上皮がん、膀胱がん、メラノーマ、エストロゲン受容体陽性乳がん、プロゲステロン受容体陽性乳がん、ホルモン受容体陽性乳がん、脳がん、大腸がん、腎臓がん、肺がん、および造血器がん、またはがん関連死のリスクにも増加はみられなかった。基底細胞がんのリスクは、永久染毛剤常用者でわずかな増加があった。累積投与量は、エストロゲン受容体陰性乳がん、プロゲステロン受容体陰性乳がん、ホルモン受容体陰性乳がん、卵巣がんのリスクと正の関連があった。ホジキンリンパ腫のリスクは黒髪の女性で、基底細胞癌のリスクは白髪の女性で高かった。

永久染毛剤使用はほとんどのがんリスクやがん死亡率の増加と関連しなかった。しかし、いくつかのがんでわずかなリスク増加が認められたため、今後の研究の必要性が示唆された。

 

ヘアカラーは癌の発症にあまり関係ない?!

アメリカで36年間に渡り約12万人の女性を対象とした、ヘアカラー(永久染毛剤)とがんの発生との関係を調べたところ、

ヘアカラーの使用がほとんどのがんリスクやがん死亡率と関係がなかったという結果が出ました!
(ただし一部わずかだけ上がったがんもあるので引き続き研究とのこと)

 

この記事を読んでヘアカラーは発がん性は少ないので安全だ!なんて言うのは時期早々ですが、

これまでヘアカラーをするとがんになりやすいと煽る記事ばかりの中、この12万人を36年間追跡したデータというのはかなり大きな存在になるかと思います。

あっくん
危険だと言ってる情報はマウス実験の結果だったりするので

 

それでは実際ヘアカラーに含まれている成分がどれだけ発がん性が高いのか、煽る記事などでなく、

出来るだけ信頼できるところのデータがないのか調べてみることにしました!

 

発がん性物質リスト(国際がん研究機関)

国際がん研究機関 (IARC) による発がん性を有する物質のリストがWikipediaに載っていましたので調べてみました。(信頼出来る情報と判断しています)

 

お時間のある人は見てもらえればよいですが、かなりたくさんの物質が載っていますので、

わかりやすく要約しますと、

発がん性物質はその発がん性の強さにより5つのグループに分類されています。

グループ1     ヒトに対する発癌性が認められる

グループ2A  ヒトに対する発癌性がおそらくある

    2B  ヒトに対する発癌性が疑われる

グループ3     ヒトに対する発癌性が分類できない

グループ4     ヒトに対する発癌性がおそらくない

 

【グループ1】発がん性が認められているものには、

太陽光、アルコール飲料、タバコ、日焼けマシーンなど。

 

【グループ2A・2B】発がん性がおそらくある、疑いがあるもには、

紫外線やコバルトやニッケルなどの金属。

ただ「HC青1」 というHC染料が1つだけ選ばれていました。あまり配合されているのを見かけない染料なので各メーカーヘアカラーでの使用を既に控えているのかもしれませんね。

 

【グループ3】発がん性が分類できないもの

ここでついに危険だと言われてる「パラフェニレンジアミン」及びいくつかの酸化染料、HC染料、過酸化水素などが入っています。

正直パラフェニレンジアミンなどはもっと上のグループに分類されていると思っていたのに、国際がん研究機関はジアミンなどは”発がん性が分類されないもの”という認識のようです。

 

ちなみにこのグループ3には、蛍光灯やコーヒーやお茶、(塩素消毒した)飲料水なども入っています。

あっくん
コーヒーはまだちょっとわかるけどお茶や飲料水まで?!

これらと同じグループっていう事はヘアカラーってもしかしてそんなに発がん性高くないんじゃ・・・??

って思ってしまいますよねw(個人の感想です)

 

まとめ

これまでヘアカラーは「発がん性物質が含まれているので危険だ!」と言われることが多い中、

アメリカの研究結果によるとヘアカラーはがんの発症とはあまり関係ないという発表がされました。

 

そして発がん性物質について国際がん研究機関 (IARC) が発表されているデータを調べてみると、
ヘアカラーに含まれるパラフェニレンジアミンおよび酸化染料などの成分は、

今のところ発がん性物質としてそれほど危険なグループには入っていないという事もわかりました。

 

まだまだこれからの研究によって解明する事もありますので、

「ヘアカラーには発がん性が少ないで安心だよー!」などど言うつもりはありませんが、

ヘアカラー絶対危険!怖すぎる!とか言いながら、

 

酒やタバコを吸ってたら絶対ダメだし、

数ヶ月に一度のヘアカラーの発がん性に怯えるより、毎日紫外線対策を行ったり、加工品や食品添加物の含まれる食品などを控える食生活にした方がよっぽどがん予防になるんじゃないかと思います。

 

もしそれでも「化学物質の塊であるヘアカラーを頭皮に触れさせたくない・・・」と思われるなら、

 

頭皮にカラー剤を直接塗らない方法で染める事も可能です。

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こういった塗布方法だと普通に塗る方法と比べて、頭皮に触れるリスクはかなり低くなります。

 

他には天然染料である「ヘナ」などを使ってカラーリングする事も可能です。

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出来る限り身体や頭皮に安全な方法でヘアカラーをしたいというときはぜひご相談ください。

 

 

ではでは。

 

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あっくん★

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大阪、京阪千林駅すぐ、ART FOR ART`S千林店で美容師をしている、あっくんこと小野敦之(オノアツシ)です! ヘアケア・ヘアスタイル・美容に関わる正しくて為になる情報を楽しく発信しています。 特に髪の毛の傷みや、ヘアカラーにおけるアレルギーやかゆみなどの知識・経験においては同業者や美容メーカーからも厚い信頼をいただいき、ノンジアミンカラー「NODIA(ノジア)」をプロデュース。全国でセミナー開催し好評を得る。

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