ノンジアミン?お歯黒式染毛剤『マロンカラー』の仕組みと効果とは?

 

どーもー!

大阪からノンジアミンカラーの研究と発信をしているあっくんです。

 

 

ジアミンへのアレルギーの方が増えている中、

「ノンジアミンカラー」と呼ばれるジアミンを含まないカラー剤も登場してきています。

 

しかし、ノンジアミンカラーとは必ずしも最新のカラー剤だというわけではありません。

 

昔からのヘアマニキュアやヘナなんかはそうですね。

[完全保存版]ノンジアミンカラーの種類と特徴を徹底解説!

2017.05.10

 

 

今回は昔から存在する”日本のノンジアミンカラー”

「お歯黒(オハグロ)式ヘアカラー(非酸化染毛剤)」

について詳しく書いていきたいと思います。

 

 

お歯黒式ヘアカラーの由来

 

引用 https://www.flickr.com/photos/michaelchandler/5050773431

 

「お歯黒式ヘアカラー」は、文字通り「お歯黒」の染まる原理を利用した毛染めです。

 

お歯黒(おはぐろ)とは、明治時代以前の日本や中国南西部・東南アジアの風習で主として既婚女性、まれに男性などの歯を黒く染める化粧法のこと。

引用 ウィキペディア

 

染毛の原理は、

酢酸に鉄を溶かした茶褐色・悪臭の溶液で、これを楊枝で歯に塗った後、五倍子粉(ふしこ)と呼ばれる、タンニンを多く含む粉を上塗りする。これを交互に繰り返すと鉄漿水の酢酸第一鉄がタンニン酸と結合し、非水溶性になると共に黒変する。

引用 ウィキペディア

 

つまり、タンニン(ポリフェノール)の反応により歯を黒く染めていました。

他にも、黒豆を煮るときやナスのぬか漬けを作るときに仕上がりの色ツヤを良くするために、

“釘”を入れるなど昔からその原理は利用されているようです。

 

そしてこの原理を髪の毛に利用したものが、

「お歯黒式ヘアカラー」ということで、

 

こちらも歴史は長く、明治時代の頃から

タンニン酸と鉄分を用いた「おはぐろ式」の毛染めが使用されていました。

 

 

髪の毛が染まる原理

引用 http://schwarzkopf-henkel.jp/brand/marron

 

お歯黒式ヘアカラーは、

1剤に配合されているポリフェノール類等と、

2剤に配合されている鉄塩が反応してできた化合物が

色素となって髪を染め上げます。

 

 

過酸化水素(髪の毛を脱色する作用)とジアミン系の酸化染料(発色して色を定着させる染料)が使われていないため、

一般的な白髪染めでのアレルギーを心配される方に今でも使用されています。

 

 

《使用方法》

 

一般的な白髪染めやヘアカラーのように、

1剤2剤と別れていますが、

使う直前に1剤と2剤を混ぜ合わせるのではありません!

 

1剤(ポリフェノール)と2剤(鉄)を時間差で髪に塗布していくのが大きな特徴です。

 

まずクリーム状の1剤を髪の毛に塗っていきます。

塗り終わったらシャワーキャップなどをかぶって15分程度放置します。

乾燥すると髪がゴワゴワになりやすいで、1剤を塗った後乾燥させないようにするのがコツです。

この段階ではまだ薄赤色のようにしか染まりません。

 

その後、クリーム状の2剤を同じ量を髪に塗布していきます。

1剤の上から2剤を塗っていくことで黒くなっていくのです。

 

その時、1剤と2剤の量が同じになるように気をつけないと綺麗に染まりません。

2剤を塗る時には、髪の内部にまで2剤がいきわたるように塗布していきましょう。

 

クシなどで髪全体をとかして、薬剤を混ぜ合わせ、

さらに手で揉み込んで薬と髪を混ぜ合わせていきます。

この作業が難しく、めんどくさいとよく言われます

 

そして、しっかり揉みこんだ後、約15分放置します。

 

放置後は、色水が出なくなるまでしっかりと洗い流してください。

最後にいつも通りのシャンプートリートメントで仕上げてください。

 

 

お歯黒式のメリット・デメリット

 

メリット

  • 過酸化水素を使用しないので、脱色せず毛髪へのダメージが少ない
  • 1ヶ月ほどは色持ちする場合が多い
  • ジアミンアレルギーの人でも使用できる

 

デメリット

  • 二度塗りのため使用方法が面倒で難しい
  • トータル所要時間が長い
  • 硫黄のような独特の臭いがする
  • 使い続けると髪がごわつき、ダメージを与えやすい
  • 色持ちは1カ月くらい
  • 鉄イオンが邪魔をしパーマがかかりにくくなる
  • 髪の毛を明るくは出来ない
  • 真っ黒というより青や紫っぽくなりやすい
  • 金属アレルギーの方はアレルギーを起こす危険性もある

 

 

メリットだけを見れば安全な染毛剤といえますね。

 

しかし、

それ以上にデメリットがあることがわかります。

 

さらにオハグロ式ヘアカラーも医薬部外品になりますので、

原則として使用前には毎回必ずパッチテストをしなくてはいけません。

【永久保存版】ヘアカラー剤の染料の種類特徴を総まとめ(医薬部外品・化粧品)

2017.07.28

 

 

現在購入可能なお歯黒式

 

現在市販されているものでは、

「マロンマインドカラー」があります。

 

*商品名:マロンマインドカラー
*メーカー名:シュワルツコフ ヘンケル
*カラー:自然な黒褐色、ソフトな黒褐色、明るいブラウン
*値段:1,000円くらい(70g+70g)

 

他のメーカーのもあったようですが現在発売中止みたいです。

 

 

まとめ

 

一般的に使用されるヘアカラー・白髪染めはジアミン染料を含む「酸化染料」であり、

髪が良く染まりますが、髪や頭皮へのダメージも強めの毛染めになります。

 

現在では、アレルギー症状が出てから、何か安全な毛染めは無いかと、

探された時にお歯黒式を知り、お歯黒式毛染めに変えられる方が多いと思います。

 

確かにジアミンアレルギーの危険性は無く、安全と思われがちですが、

金属アレルギーの方には使用できなかったり、

独特の匂いや、色味が選べない、髪のキシつきなどがあったりなど

デメリットも多いです。

 

短時間でよく染まるような商品ではありませんし、塗るのに手間もかかります。

確かに「ノンジアミンカラー」ではあるものの、

他にもノンジアミンカラーがある中で、

 

あえてこの「お歯黒式」を選ぶメリットは、ほとんど無いのではないかと思います。

(なので他のメーカーからは商品が出ていないんだと思いますww)

 

一度でもこのお歯黒式で染められると、

その後のパーマやカラーの邪魔になることが考えられますので、

ジアミンアレルギーだからといって容易に使用しない方がいいと思います。

 

他にもっとよいノンジアミンカラーはありますのでね。

ぜひ使用される前に一度ご相談ください。

 

 

 

あと同じ様な金属で染まるヘアカラーがありますが、

髪が緑になる!?絶対してはいけない「光で染まるヘアカラー」とは

2017.03.31

 

こちらは本当に危険なので、

 

絶っっ対に使用しないでくださいね!!!

 

 

ではでは。

 

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